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中古の戸建て住宅をリノベーションするメリットとデメリット、費用などについて解説!

  • 最終更新日:2024-04-26

中古の戸建て住宅をリノベーションするメリットとデメリット、費用などについて解説!

中古の戸建て住宅のリノベーションを検討する際、デメリットが気になるかと思います。また、戸建てリノベーションにかかる費用を知りたいと思っている方もいらっしゃることでしょう。

今回は、中古の戸建て住宅をリノベーションする際のメリット・デメリット、費用相場などについて詳しく解説します。後半では、実際に行われたリノベーション事例も紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

目次

1.リノベーションについて詳しく解説!

リノベーションの定義がよく分からないと思っている方もいらっしゃることでしょう。ここでは、リノベーションやスケルトンリノベーションについて詳しく解説します。

1-1.そもそもリノベーションとは?

リノベーションとは老朽化した住宅を元の状態にまで修復し、さらにプラスアルファで価値を加えたり機能を備えつけたりすることを目指す住宅工事のことです。

たとえば、築30年以上の住宅をリノベーションすることで、新築同様の外観や内装を目指すことができます。耐震性や耐候性を高めることや、部屋と部屋の間にある壁を撤去して広々としたダイニングキッチンに作り変えることも可能です。

今ある家をリノベーションすれば、住居環境や家族構成の変化に合ったより住みやすい住宅に仕上げられます。

なお、リフォームとリノベーションの違いが分からない方もいらっしゃるのではないでしょうか。リフォームとリノベーションの違いについては、「リノベーションの意味は?リフォームとの違い、メリット・デメリットを解説」でご確認ください。

1-2.老朽化が進んでいる場合はスケルトンリノベーション

住まいの一部だけを改装するのではなく、住宅を骨組みだけにして作り直すことを「スケルトンリノベーション」と言います。老朽化が進み、今のままでは住居として問題がある場合はスケルトンリノベーションがおすすめです。

しかし、何をどこまでリノベーションすべきか、一般の方だけでは判断するのが難しいでしょう。そのため、リフォーム会社とよく相談しながらリノベーションプランを決めることがおすすめです。

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2.中古の戸建て住宅をリノベーションするメリットとは?

中古の戸建て住宅をリノベーションするメリットとはを説明する画像

ここでは、中古の戸建て住宅をリノベーションするメリットを4つご紹介します。

2-1.新築よりも費用を抑えることができる

中古の戸建て住宅をリノベーションすると、新築の住宅を建てるよりも費用を抑えることができます。

新築戸建て(建売)の平均購入価格は約3800万円で、注文住宅は約5000万円です。一方で、中古の戸建て住宅の平均購入価格は約2500万円で、リノベーションにかかる費用は、750〜1150万円がボリュームゾーンです。そのため、既存の家をリノベーションする場合は、新築戸建や注文住宅を購入するよりもコストを抑えることができます。

築20年以上の中古の戸建て住宅を購入する場合は、低価格で住まいを手にすることができるでしょう。なぜなら、築20年以上の住宅は建物の価値が低下し、ほとんど土地代だけで購入できるからです。

なお、新築と中古リフォームを費用で比較する際は、「【新築と中古リフォーム】費用やメリット・デメリットなどを徹底比較」の記事も参考にしてください。

2-2.急な資産価値の下落を防ぐことができる

新築を購入すると、購入してから10年ほどで資産価値が50%以下にまで急落します。15〜20年ほど経つと、ほとんど資産価値がなくなってしまうのです。資産価値がなくなってしまうと、住宅を売却する際に赤字になってしまう可能性があります。

反対に、中古の戸建て住宅は購入してリノベーションすることで、住まいの性能や価値を高めることができます。したがって、たとえ築年数が古くても、リノベーション済みの住居の場合は販売価格が上がる可能性があるのです。

2-3.賃貸と違い、自由にリノベーションが可能

賃貸やマンションによっては、リノベーションが不可だったり条件がつけられていたりする物件があります。また、エントランスや玄関の扉などの共用部分は、施工してはいけないことになっています。

一方で、中古の戸建て住宅は比較的自由にリノベーションが可能です。戸建て住宅ならば、屋根や外壁もリノベーションすることができます。

2-4.デザイナーズマンションのようなおしゃれな住宅にすることも可能

中古の戸建て住宅をリノベーションするのであれば、内装や間取りなどを自分である程度考えることができます。しかし、自由に決められるといっても「何がいいのか分からない」「どうしたらおしゃれになる?」などと悩んでしまう方も多いでしょう。

そこでおすすめしたいのが、デザイナーが内装や間取りを考えてリノベーションする「デザイナーズリノベーション(デザインリノベーション)」です。 デザイナーズリノベーションの呼び方は、リフォーム会社によって異なります。そのため、デザイナーズリノベーションを希望する場合は、デザイナーが考えたリノベーションが良い旨をリフォーム会社に伝えると良いでしょう。

なお、デザイナーズリノベーションだと、多少費用がかさむのがデメリットです。しかし、デザイナーズマンションのようなおしゃれな住宅にすることができるでしょう。

詳しくは、「デザインリノベーションを解説!メリット・デメリットや会社選びのコツなど」の記事などを参考にしてください。

3.中古の戸建て住宅をリノベーションするデメリットと対策を解説!

中古の戸建て住宅をリノベーションするデメリットと対策を解説を説明する画像

中古の戸建て住宅のリノベーションを検討しているものの、デメリットが気になる方もいらっしゃることでしょう。そこで、中古の戸建て住宅をリノベーションする際のデメリットをご紹介します。デメリットの対策についても解説しますので、ぜひ参考にしてみてください。

3-1.工期が長いため仮住まいが必要なことも

新築の建売住宅を購入した場合は、住宅が完成している状態なのですぐ移り住むことができます。

それに対してリノベーションをする前提で中古の戸建て住宅を購入した場合は、新築のようにすぐに住みはじめることができません。リノベーションが完了するまでに、一般的に4~6ヶ月程度の工事期間がかかります。したがって、その間の仮住まいを探さなければならない場合があるのです。

仮住まいで生活する場合は、マンスリーマンションを契約したり、ホテルに宿泊したり、親類の住宅にお世話になる必要があります。

3-2.今の家に住みながら施工することもできる

今住んでいる家をリノベーションする場合は、プランによっては住みながらリノベーションすることも可能です。工事中も暮らせることを前提としたプランを立てることができるかを、リフォーム会社に聞いてみると良いでしょう。

ただし、住みながら工事する場合は、騒音やホコリが気になる可能性があります。水まわりを施工する際は、お風呂などを使用できない期間が発生する場合もあります。起こり得るデメリットも確認した上で、リノベーションプランを決定すると良いでしょう。

3-3.出費が増えないよう、引き渡し時期を確認しておく

中古戸建てを新たに購入した場合は、お子さんの入園・入学時期までに引越ししたいなど自身の希望を伝え、引き渡し時期を確認しておくことが重要です。なお、リノベーション期間が思っていた以上に長期化する場合は、さらなる出費が発生する可能性もあるので注意してください。

3-4.住宅ローンの借入金額の上限が新築と比較すると低い

中古の戸建て住宅を購入する際には、新築の戸建て住宅を購入する時と同様に、「住宅ローン」を組むことができます。

しかし住宅ローンを審査する銀行は、中古の住宅は築年数が経っているため物件の資産価値はあまりないと判断することがあります。その結果、住宅ローンの借入金額の上限を低く設定される場合が多い傾向にあるのです。さらに、築年数が長いと住宅ローンが適用されないケースもあります。

3-5.中古戸建てを購入前にリフォーム会社に相談しよう

中古戸建てを購入する場合は、住宅ローンについてリフォーム会社に相談するようにしましょう。ローンの借り方などのアドバイスを得ることができます。

なお、物件を買おうと決めたタイミングで相談するのがおすすめです。物件を探す前に具体的な資金計画を考えておくことで、希望の物件をスムーズに探せます。

3-6.ローンの金利が高い

リノベーションにかかる費用は基本的に住宅ローンが使えないので、リフォームローンを利用する必要があるでしょう。しかし、住宅ローンと比較すると、リフォームローンの金利は高い傾向にあります。

3-7.リフォーム一体型住宅ローンを利用する

リフォームローンの金利が気になる方は、リフォーム一体型住宅ローンを利用してみてはいかがでしょう。中古戸建ての購入資金と一緒にリフォーム費用を借り入れできるので、手数料を抑えることが可能です。さらに、リフォームローンよりも低い金利で借りられることが多いです。

ただし、返済期間によっては住宅ローンとリフォームローンを同時に利用するよりも、利息の合計額が高くなってしまうこともあります。リフォーム会社に相談しながら決めると良いでしょう。

4.中古の戸建て住宅をリノベーションする際の注意点

ここでは、中古戸建て住宅をリノベーションする際の注意点をご紹介します。以下の注意点に留意しながらリノベーションを進めることで、失敗リスクを減らすことができるでしょう。ぜひ参考にしてください。

4-1.耐震リフォームも同時に行う方が良い

中古戸建て住宅の基礎は古い状態なので、リノベーションと同時に耐震リフォームをしておくと良いでしょう。

特に築年数が40年以上の家の場合、1981年以前の「旧耐震基準」で建てられた可能性が高いです。旧耐震基準で建設された物件の場合は、耐震性に問題がある可能性があります。そのため、必ず耐震診断を受け、必要なら耐震リフォームを行うようにしましょう。

1981年以降に建てられた住宅は「新耐震基準」で設計されています。しかし、住宅ごとに耐震性能が異なるので、リノベーションをする際に耐震診断を受けると良いでしょう。

4-2.断熱性能をチェックしておく

中古の戸建て住宅には、壁に断熱材が埋められていない場合が多いです。そのため、リノベーションを行う際に家の断熱性能をチェックしておくと良いでしょう。リノベーションが完成した後で断熱性能に問題があることに気づいた場合、後で断熱リノベーションを行うことも可能です。しかし、断熱材を壁に入れる作業は、壁を一度剥がす必要があり大きな工事となります。費用も時間もかかってしまうので、施工を行う前に断熱性能を確認してもらうのが良いでしょう。

断熱性能は、建築当時の図面を確認することで判断することが可能です。問題がある場合は、リノベーションと同時に断熱性を高める工事を行いましょう。

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5.中古の戸建て住宅のリノベーションにかかる費用はいくら?

中古の戸建て住宅のリノベーションを検討する際、費用が気になるかと思います。中古の戸建て住宅のリノベーションの費用相場は以下となります。

  • ・目安価格帯:~1000万円
  • ・中心価格帯:約750~1000万円

6.中古の戸建て住宅のリノベーション事例を紹介!

ここからは、中古の戸建て住宅のリノベーション事例を紹介します。リノベーション後の仕上がりをイメージしやすいよう、ビフォーアフターの写真も掲載していますので、ぜひ参考にしてください。

6-1.リノベーションで明るい空間に

築26年以上の戸建て住宅をリノベーションした事例です。大切な思い出を残すべく、新築を購入するではなく、既存の家のリノベーションをすることにしました。

Before:暗くて狭いリビングでした。

After:壁を撤去し、開放感溢れる明るいリビングに仕上がっています。

6-2.中古戸建てがまるで新築のように

住みたいエリアで予算に見合う物件がなかったため、中古の戸建て住宅を購入してリノベーションした事例です。中古住宅が新築のように生まれ変わっています。

Before:リノベーション前は業務用のキッチンが設置されていました。

After:キッチンを別の場所に移動させて和室を取り込み、おしゃれで広々としたLDKになりました。

6-3.ずっと暮らしていける家にリノベーション

ご高齢のお父さんと一緒に暮らしていくため、適度な距離を保ちつつ心地よく過ごせるようなキッチンにリノベーションしました。

Before:程良い距離感を保てず、快適に過ごしにくいスペースでした。

After:まるでカフェのようなスペースに変身しました。見た目がおしゃれなだけでなく、お客さまのご要望を取り入れて、家族みんなが快適に過ごせる空間となっています。

6-4.アイランド型のキッチンにリノベーション

戸建て住宅のキッチンをリノベーションした事例です。お客さまのご要望どおり、スペイン風のおしゃれなキッチンに仕上がっています。

Before:以前は壁付I型キッチンで、リビングの奥の方に設置されていました。

After:開放感のあるアイランド型のキッチンにレイアウト変更し、背面には収納棚が設置されています。

7.自分に合ったリフォーム会社を見つけるなら

本記事では、中古の戸建て住宅のリノベーションのメリットやデメリットについて紹介しました。中古戸建てや今住んでいる住居をリノベーションすると、建て替えや新築を購入するより安い費用で、新築のように新しい住宅を手に入れることも可能です。

ただし、住宅の老朽化が進んでしまっている場合、建て替えよりもリノベーションの方が高額になってしまう可能性もあります。そのため、信頼できるリフォーム会社を探して住居の状態を確認してもらい、相談しながら検討すると良いでしょう。

しかし、どうやって信頼できるリフォーム会社を見つければ良いのか分からない方もいらっしゃるかもしれません。

そのような方は、「ホームプロ」の利用をおすすめします。ホームプロは、お客さまに最適なリフォーム会社を紹介してくれる、リフォーム会社紹介サイトです。 ホームプロを利用することで、リフォーム会社を紹介してもらえます。

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