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窓（サッシ）リフォームの注意点と、リフォームの流れ
- 最終更新日：2015-06-09
建築基準法では床面積の1／7の大きさが必要
建築基準法上、住まいには「採光」がとれる窓を設けなければならず、居室では、その部屋の床面積の1／7以上の面積で採光に有効な開口部（窓等）を設けなければいけないと定められています。採光が必要な居室とは、家の中で常時生活する部屋を指し、トイレ、浴室や洗面所、納戸などの収納室、専用のキッチンなどは除きます。
たとえば、15畳のリビング（約24.7平方メートル）では、3.53平方メートルの窓が必要になります。ただし、窓は1ヶ所だけでなく、2ヶ所以上の窓を設置し、それらの合計面積が3.53平方メートル以上になればOKです。
また、建築基準法でいう「採光」とは、実際に日が当たるということとは限りません。北側に面し、一日中太陽の光が入らない部屋でも、法的な採光は充分確保されているとして認められることもあります。専門家とよく相談してみましょう。
窓プランニングの注意点
窓のプランニングに際して注意することは、採光が最も気になることでしょうが、
- 明るさのみを優先すると、熱を同時に室内に取り込んでしまい、夏には室温が上昇してしまう
- 大きな窓を設置したために、外から部屋が丸見えになりプライバシーが確保できない
などという問題が生じる場合もあります。
このような問題を解決するために、窓の設置方法を工夫してみましょう。
たとえば、天井近くに取り付ける横長の窓「ハイサイドライト」や、屋根に付ける「天窓」なら、光が部屋の奥まで入るとともに、プライバシーを守れます。
壁に設置する場合でも、同じ面積ならば横長窓よりも光がよく入る縦長窓もおすすめです。縦長の窓は外から見える範囲が狭くなり、プライバシーの保護にもつながります。遮熱・断熱性を高めるには、複層ガラスなどを検討しましょう。
窓リフォーム工事の流れ
窓のリフォーム工事の流れについて、一例を紹介します。
（1）ご相談・打ち合わせ … 施主様のご自宅を訪問。
（2）採寸 … 窓を採寸し、要望をうかがいます。
（3）提案・見積り … 施主様の要望に沿って、ご提案・見積もりが提出されます。
（4）契約< … 成約後、ご希望の日時に施工。
（5）工事
サッシ交換の場合は、[1]既存窓や壁の解体・撤去 [2]サッシ枠取付け [3]ガラス取付け [4]コーキングなどの工程があります。窓の数や場所などによって異なりますが、少なくとも1日はかかる場合が多いでしょう。ガラスのみの交換や、二重窓の設置では、1つの窓で1時間～数時間で完了します。
間取りやキッチン・バスなどの設備に比べ、軽く考えられがちな窓のリフォームですが、専門的な知識が必要であるため、リフォーム会社とよく相談して決めていく必要があります。ホームプロをご利用いたただき、快適な空間にリフォームしてください。
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昨年度のご成約
※2019年2月リフォーム産業新聞による
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