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第十四回 和室の作法 その1

  • 最終更新日:2015-04-24

第十四回 和室の作法 その1

リフォームを終えた和室は凛とした雰囲気が漂っています。新しい部屋では、きちんとした立ち居振る舞いしたいと思い、和室の作法について考えてみました。

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わが家のリフォームが、ついに完成しました。今日は引き渡し検査の日です。現場監督と大工の棟梁がリフォームした所を説明してくださり、不具合がないかチェックしていきます。新しくなった座敷で、ひと通りの説明が終わったあと、棟梁が私に質問しました。「和室の立ち振る舞いの作法って知ってるかい?」「敷居や畳の縁を踏んじゃいけないとか聞いたことがあるけど、よく知らないわ」。そんな会話から棟梁は和室の作法について、いろいろ教えてくれました。その一部をシリーズで紹介したいと思います。

訪問した際の作法

まずは、お客さんとして訪問した場合の玄関での作法から。玄関の前でコートなどを脱ぎ、玄関に入って挨拶が終わったら、靴を脱いで前を向いたまま式台に上がります(立ったまま後ろ向きで上がるのは、体が不安定になるのでやめた方がいいみたいです)。そして、人にお尻をむけないように気をつけて後ろに向き直って座り、膝をついて靴の向きを変えます。靴はジャマにならない端に置きましょう。

部屋に入るときは、敷居をまたぎ、中に入ったら畳の縁を踏まないように気を付け、1畳を4歩ぐらいの小さめの歩幅で、すり足で静かに歩きます。では何故、「畳の縁や敷居を踏んではいけない」のでしょうか? いくつかの説がありますが、これが結構おもしろいんです。

まず1つめの説は、戦国時代、殿様の暗殺を狙った忍者が床下に忍び込み、畳の縁や敷居の隙間から刀を刺そうとしたため、畳の縁や敷居の上を歩かなかったという説。2つめは、昔は家紋入りの畳の縁が多かったため、恐れ多くて踏めなかったという説。3つめは、敷居には外と家、部屋と廊下を隔てる結界(境界)の役目があり、畳の縁にはお客さまと主人を区別する結界の意味があり、これも恐れ多くて踏めなかったという説。そして、敷居や畳の縁を踏むと、摩擦で傷んでしまうので踏まないようにしたという説もあります。

上座と下座の位置って、意外と簡単

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上座下座など座る位置は頭を痛めますよね。でも意外と簡単です。座敷では床の間のある方が上座。その反対側が下座になります。床の間がない場合は入口から最も遠く奥にあたる場所が上座。入口に近い方が下座です。ちなみに洋間の場合は暖炉がある方が上座、その反対側が下座。暖炉がない場合は、入口近くが下座になります。

和室へ通されたときは、とくにすすめられなければ下座に座って待ちます。 逆にお客さまを迎える場合は、上座をすすめます。「こちらの方が庭がよく見える」とか「こちらのほうが暖かいので」と、さりげなくすすめると、お客さまも上座に座りやすいと思います。お客さまの席は上座が原則ですが、目下の人の場合、遠慮する場合もあるので、無理強いしないようにしましょう。家の人が上座に座った方が、相手も気が楽なこともあります。

この上座下座の考え方は、いつからあるのでしょうか。その昔、どこの家でもあった囲炉裏や竈(かまど)のある部屋は、食事や炊事の場所ができる家族が集まる場所でした。家族がいつも一緒にいると、やがて座る位置にも意味が生まれました。入口から囲炉裏をはさみ敵から遠い位置が特等席とされました。ここには横にゴザなどを敷いたので「ヨコ座」と呼ばれた時期もあったようです。このヨコ座を中心に女性たちが座る場所を「カカ座」、息子たちやお客さんが座る「堅座」が両脇に設けられ、使用人が座る入口付近は「下座」と呼ばれました。

ふすまの開け閉めはイチ二サンで

お客さまがいる部屋に入る場合、ふすまの開け閉めは気を配りましょう。まず、ふすまの前で「失礼します」と声をかけ、中にいる人を見降ろさないように座って入るのが礼儀です。ふすまは3段階で開け閉めします。

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ふすまを開き、膝行(しっこう)して部屋に入ったら、相手にお尻をむけないように後ろに向きを変え、ふすまに対して斜めに座って、今度は3、2、1の順に閉めます。 膝行(しっこう)とは膝を使って進むことです。少しの距離を立ったり座ったりしては失礼な場合に使います。両手を握り、親指を立ててひざ先の脇に置いて体を支え、ひざ先をわずかに浮かせて進みます。後退する場合も同じです。 難しそうですが、やってみると便利です。こんな作法ができると、あなたの株もあがりますよ(終)

【参考文献】

和の作法(馬場啓一著、夏目書房)

作法事典(塩月弥栄子、小学館刊)

しきたり(国際日本語研究所編)

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