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第十二回 改めて、基本の「木」の話

  • 最終更新日:2015-04-24

第十二回 改めて、基本の「木」の話

当たり前の話しですが、和風住宅には「木」が使われています。日本人は、やはり木の家がいいですね。今回は、心やすらぐ「木」について改めて調べてみることにしました。

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そろそろ、わが家のリフォームも終わりに近づいてきました。ほぼ出来あがったリフォーム後のわが家は、やさしい木の香に包まれ、とっても心地いいものですね。やっぱり、住まいは「木」が一番!などと考えていると、改めて「木」のことが気になってきました。前回、天井の木目模様についてふれましたが、よくよく木を眺めていると、天井、床、柱と使われている箇所で木目模様の形は違っているようです。そんなことが気になり、今回は和風住宅の基本に戻り、「木」について調べてみることにしました。

木には表と裏がある

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みなさん、ご存知のように木には年輪があります。木は春から夏にかけて成長する粗い部分と、夏の終わりから秋にかけて成長する緻密な部分があり、そのつなぎ目が「年輪」として線状に表れます。年輪は木を横に切ると表れますが、タテに製材すると、その方向によって違う形の模様が表れます。年輪に対して垂直に切り取った面を「柾目(まさめ)」といい、ほぼ平行の木目模様が表れます。一方、年輪に接する方向に切り取った面を「板目」といい、波や山の形の木目が表れます。

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板目で、木の中心に近い側を「木裏」、その反対側を「木表」と呼びます。木表は木裏より美しいので、見える部分(仕上げ面)を表にするのが普通です。

木の断面の中心に近い部分を「心材」と呼びます。固くて赤や黄、暗赤色をしているものが多く、耐久性があり虫に食われにくいのが特徴です。これに対して中心より外の「辺材」は、軟らかく色が薄いという特徴があります。

丸太から製材する際、心材は柱や桁、土台など強度が必要な木材に使います。辺材は下地材や鴨居、長押、廻り縁などの造作材に使います。

木の背中と、おなか

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街角や公園にある木をよく見ましょう。空に向かって真っ直ぐではなく、幾分曲線を描きながら伸びていませんか。このように木が反っている側(凸側)を「背」といい、その反対(凹側)を「腹」と呼びます。背の方が年輪の間隔が狭く密度が高いのが普通です。製材後、木材になっても背の方に反り上がるので、梁など水平に使う場合は、垂れ下がりを考えて背が上になるように使います。1階床を支える大引きの場合は、逆に背を下にして使います。

また、木の根元に近い方を「元」、梢の方を「末」と呼びます。柱は必ず元を下にし、逆にすることは逆木といって嫌われます。梁などは元と末を継ぎ、末が元の上に乗るように継ぎ手をつくるのがよいとされています。

こだわりの銘木選び

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和風住宅は鉄筋造りと違い、木自体が構造材であり、表に見える化粧材でもあります。木の種類は大きく針葉樹と広葉樹に分かれますが、日本では針葉樹が豊富で、肌目がやわらかさや、強さ、加工しやすさが好まれ、建築材として広く使われてきました。一方、広葉樹は肌目が粗い反面、さまざまな表情の木目模様が楽しめるので、主に内装材として使われてきました。

最近は国産材よりも輸入材や合板、集成材が増えていますが、本格的な和風住宅にこだわるなら、国産材を使われてはいかがでしょう。昔からよく使われてきた用途別の木の種類をあげてみました。

耐久性、強度、木肌の美しさから、「ひのき」が最高とされています。
土台 耐久性があり腐りにくい、「ひのき」「ひば」「栗」「くろまつ」などがよいとされています。
梁・桁 強度のある「あかまつ」などがおすすめ。
小屋梁 「まつ」の丸太をそのまま太鼓落としに。
床板 「杉」
天井 「杉板」
敷居 摩耗にしくい「まつ」「ひのき」
鴨居 杉やひのき

たとえば床の間だけでも「銘木」といわれる高級木材を使ってはいかがでしょう。

床柱には、木肌の美しい磨き丸太がおすすめです。これは、杉丸太の皮をはぎ、背割りをして川砂で磨き、水洗いして乾燥させてつくる銘木です。京都の北山丸太、吉野山の吉野丸太が有名です。

地板には、使いこみ、拭きこむたびに美しいツヤが出る「やにまつ」「あかまつ」がおすすめです。床板には、「けやき」「くわ」「くすのき」。床框や棚板には唐木を使う方法もあります。天井板は秋田杉や日光杉、春日杉、吉野杉、霧島杉、屋久杉などが有名です。こんな本格的な床の間をつくると、優雅な気持ちになりますね。(終)

【参考文献】

やさしい木構造のはなし(山田修著、学芸出版社)

和風住宅の知識(小林盛太著、彰国社)

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