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せっかく天井のリノベーションを行うなら、自分の家に合わせてデザインを決めたいもの。白やクリーム色といった明るい色なら家が広々と見えますし、グレーやネイビーといった濃い色は、ラグジュアリーホテルのような高級感のあるお部屋になります。
今の天井が全体的に白なら、部屋や区切りたいスペースによって天井のデザインを変えるのもおすすめです。「派手な色も使ってみたい!」という時は、トイレや洗面所など小さい部屋の天井で遊んでみると、家の印象が大きく変わりますよ。
天井の素材にはクロスや塗装、板張りなどいくつか種類があります。同じ素材でも、色やデザインによって和室にも洋室にも調和させられます。また、鉄筋コンクリート造のマンションの場合、あえて躯体をむき出しにした「直天井」という方法もあります。木造一軒家の場合も、自分の家に合った素材を使って自由にアレンジできます。素材の特徴を知っておいて、賢くリノベーションしていきましょう。
高い天井は開放感がぐっと増すので、同じお部屋の大きさでも広々と見えます。「低い天井だから、圧迫感が気になる」という人は、高い天井にリノベーションするケースも多いです。
建築基準法ではお部屋の天井高は2100mmという規定がありますが、高い天井が人気ということもあり、最近は250mmが平均的な高さになっています。
マンションや戸建ての多くは「二重天井」といって天井裏にクロスや板で仕上げされており、天井に隙間があるので天井を高くできます。逆に、天井を低くすることも可能ですよ。
天井リフォームでおすすめのタイミングは、まずは天井の劣化が目立ってきた時です。
などが気になったら、そろそろリフォームを検討しておきたいところ。
表面だけの劣化なら天井リフォームを急ぐ必要はありませんが、カビやヒビ、天井の穴などは躯体そのものが劣化している可能性があります。早めに補修しないとどんどん劣化が進みますので、早めにリフォーム会社に見てもらいましょう。
壁紙と同じ見た目のクロスは、日本の住宅で多く使われています。クロス張替えのメリットといえば、デザインの豊富さと値段の安さです。施工も簡単で、DIYで張替えてしまう人もいるほどです。
木目やタイルといったこだわった素材は費用が高くなりますが、木目調やタイル調にプリントされたクロスなら材料費も施工費も抑えられます。ただ、プリントしてあるため素材独自の風合いは感じられないでしょう。
天井に水性塗料を塗る塗装リフォームは、色の種類が豊富で施工が簡単なので人気があります。塗料によっては、既存の壁紙をはがさずに上から塗装できるタイプもあります。天井の汚れやシミを手軽に隠せるのが嬉しいですね。
クロスと違った質感で、ぐっとオシャレな印象になります。塗料によっては匂いが強いものがあったり、人によってはシックハウス症候群のきっかけになったりすることもあるので注意が必要です。
和室の天井に多い板張りリフォームですが、洋室に使えるデザインも豊富にあります。素材にこだわって無垢材を選んだり、あえて割れたり反ったりした木材を使えばオシャレなヴィンテージ感がある天井になります。
板張りの天井は他の素材に比べて圧迫感が出やすいので、天井が高い部分に使うのがおすすめです。
天井を支えるコンクリート(コンクリートスラブ)に、そのまま塗装やクロスを貼りつけて仕上げた天井を「直天井」といいます。一般的な天井はコンクリートスラブの下に天井を作るのですが、直天井には天井がなく塗装や吹付で仕上げをするので天井が高くなります。
マンションの場合は、リフォームの許可が下りない場合もあるのでかならず確認しましょう。
施工内容と広さを加味した『概算費用』
12畳の場合、天井リフォームにかかるおおよその費用は以下の通りです。
素材の安さや施工の手軽さなどで、クロス張替えや塗装がいちばん安くなります。ただ、素材の品質を上げれば費用は上がりますし、天井の躯体まで傷んでいればさらにリフォーム費用は上がります。
リノベーションしたい範囲を確認して、リフォーム会社に実際に確認してもらったうえでお見積もりを出してもらいましょう。
天井は壁や床と違い、遠い位置にあります。そのため、素材の品質を少し下げても目立ちにくいでしょう。また、天井の躯体が傷む前にリフォームしておくと、予想外に費用が上がることがなくなります。
お見積もりを取る場合は複数のリフォーム業者に出してもらい、しっかり見比べるのも費用を抑える大事なポイントです。
12畳の場合、天井リフォームにかかるおおよその期間は以下の通りです。
天井リフォームは、範囲にもよりますが基本的に1~2日で終わるでしょう。塗装の場合は乾燥させる時間が必要となります。
どんな天井にしたいかは、その部屋でどう過ごしたいかという「目的」で決めましょう。
リビングや玄関など、開放感がほしい空間は「明るい色の天井」がおすすめですし、個室や寝室など落ち着きたい空間は「暗い色」がおすすめです。
希望の素材は、かならず実物を自分の目でチェックすることが大事です。大きさによって色の印象は変わりますから、サンプルもできるだけ大きいものを準備してもらいましょう。
天井に使う素材は、最近では機能性を重視したものも多く出ています。マンションの天井や防音性の高い素材を、子供やペットのいる家庭なら汚れに強い素材を選びたいもの。
クロスや塗料などさまざまな素材から機能性の高いものは出ていますから、希望する機能があればリフォーム業者にはやめに伝えましょう。
直天井はリフォーム費用が安いですし、天井が高くオシャレな仕上がりになります。
ですが、一般的な天井のように躯体と天井の間に防音材を仕込めないため、どうしても防音性や断熱性が低くなりがちです。
また、二重天井に比べて将来間取りの変更に制約が出るというデメリットがあるので、リフォーム前にしっかり検討しておきましょう。
高い天井は空間が広くなるので、まず空調が効きにくくなります。天井を高くしても窓のサイズが変わらなければ、窓と天井の間に不自然な隙間ができてしまうでしょう。
天井と一緒に窓もリフォームしてサイズも大きくすると、窓とカーテンが特注になります。予想外に費用が上がるので、注意が必要です。
天井をリフォームするために知っておきたいデザインや素材、費用などをご紹介しました。天井は意識して見ることが少ないですが、家の広い範囲を占める重要な部分。天井の色やデザインを変えるだけで、その部屋のイメージが、がらっと変わりますよ。
「こんなお部屋にしたい!」というイメージをはっきりさせて、理想通りにリノベーションしましょう!
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