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キッチンのリフォームについて調べていると、I型やL型、はたまたペニンシュラやアイランドと、耳慣れない言葉が出てきます。今のキッチンからもっと使いやすくするには、どんな間取りが適しているのでしょうか。
ストレスなく動ける間取りや通路幅をはじめ、家事を楽にするキッチンレイアウトの基本をわかりやすく、図面や画像と共にご紹介します。最後に実例も掲載していますので、具体的なイメージ作りにご活用ください。
目次
(写真/PIXTA)
理想のキッチンを具体的にイメージするため、今のキッチンの不便なところや不満なところ、新しいキッチンでかなえたい希望や憧れを書き出してみましょう。まずはできるだけたくさん挙げるのがポイントです。例えば、こんなことはありませんか?
洗い出しをした後は、絶対に改善したいこと・かなえたいことの優先順位と、現実的な上限金額を考えます。そうすることによって、リフォーム会社により具体的なイメージを伝えられます。一口にキッチンリフォームといっても価格帯は広いので、後述する実例などを見て検討してみてくださいね。
(写真/PIXTA)
キッチンの間取りはワークトップ(コンロ・シンク・調理台など、作業を行うカウンター面)の配置によって、「壁付け」か「対面」の2つに大別できます。「壁付け」はワークトップの正面が壁に接しているレイアウト、「対面」はリビングやダイニングなどに向かってオープンになったレイアウトのことです。
それぞれにメリット・デメリットがあるので、ご自身にとってどちらが快適かを考えてみてください。
ワークトップの正面が壁に接しているタイプを、一般的に「壁付けキッチン」と呼びます。壁付けにした際のメリット・デメリットや、向いている人を解説します。
一般的な壁付けキッチンは設置スペースを節約できるため、以下のようなメリットがあります。
壁付けキッチンは構造的に、調理中はリビングダイニングに対して背中を向けるかたちなので、以下のようなデメリットがあります。
壁付けキッチンはこんな方に向いています。
(写真/PIXTA)
リビングダイニングに向かってオープンになったキッチンを、「対面キッチン」と呼びます。対面キッチンのメリット・デメリットや、向いている人を解説します。
キッチンがリビングダイニングに向けてオープンになっているので、対面キッチンには以下のようなメリットがあります。
対面キッチンのデメリットには、以下のようなものがあります。
対面キッチンはこんな方におすすめです。
(写真/PIXTA)
(写真/PIXTA)
対面のキッチンレイアウトは、「ワークトップと壁がどう接しているか」によって、ペニンシュラ型・アイランド型に分かれます。
(写真/PIXTA)
キッチンとリビングダイニングの間の壁がどうなっているかで、「独立型(クローズド)」「セミオープン」「オープン」の3つのレイアウトが考えられます。
独立型(クローズド)キッチンは、三方向を壁に囲まれているので、個室や半個室のようなレイアウトです。つながる部屋からキッチン内が見えにくいので、あまりキッチンを見られたくない方に向いています。
また、小さなお子さんやペットがいる家庭では、キッチンへの出入口に柵などを配置することで侵入を防止できます。ほかの2タイプよりも独立性が高いため、キッチンの音・ニオイ・油煙などが広がりにくいといったメリットがあります。
オープンキッチンは、リビングダイニングとの間に壁がありません。広々した空間が演出できるのが魅力で、調理中でもリビングダイニングにいる方とコミュニケーションが楽しめます。
開放感がありおしゃれな印象がある一方で、散らかっている状態も丸見えになり生活感が出やすいというデメリットも。また、キッチンの音・ニオイ・油煙がリビングダイニングに広がりやすいため、換気システムや間仕切り設置などの対策を検討しましょう。
(写真/PIXTA)
セミオープンキッチンは、ワークトップ前の壁や吊戸棚、腰壁などで、キッチンとリビングダイニングの間が部分的に仕切られており、対面式カウンターキッチンに多いレイアウトです。独立型ほど閉じておらず、オープンほどには開放されていないため、独立と開放を両立できるいいとこどりなスタイルといえるでしょう。
キッチンとリビングダイニングにつながりを持たせてあるので、コミュニケーションがとりやすいのがポイント。部分的に目隠しがあるため、音やニオイは多少広がるもののオープンキッチンに比べて生活感を抑えることが可能です。
ここまでを踏まえて、よく選ばれている代表的なキッチンレイアウトをご紹介します。今のキッチンの不満や「こうだったらいいのに」を思い浮かべながら、イメージに近いレイアウトはどれか考えてみましょう。
1列のワークトップを壁付けにした「壁付けI型」は、ほかのレイアウトと比べてとても省スペース。狭小住宅でも圧迫感なく設置できるため、キッチンレイアウトの定番のひとつです。
従来のI型は収納力が足りないことが難点でしたが、最新のI型は収納力が向上しているので、今使っているI型を最新のI型にするだけでも収納力アップが期待できます。また、目の前の壁を利用して吊戸棚などを配置すると、さらに収納を増やせます。
1列のワークトップなので、基本的に作業は横移動がメイン。使い勝手の良さを考えると、シンクを中間にして、左右にコンロと冷蔵庫が並ぶのが理想的です。横に広すぎると作業効率が落ちる点には注意しましょう。
壁付けI型キッチンリフォームの費用と相場は、100~150万円が最も施工が多い価格帯(中心価格帯)で、50〜150万円が目安価格帯となります。
(写真/PIXTA)
L型キッチンはワークトライアングルと呼ばれる家事動線が確保しやすく、収納もたっぷりとれるため、I型キッチンと並ぶ定番のレイアウトです。「L字の二辺を壁付け」、もしくは、「L字の一辺を壁付け、もう一辺はリビングダイニングに向けた対面」の2種類があります。
L型キッチンは奥行きがあるため、設置するには広いスペースが必要です。特にI型キッチンをL型にリフォームする際は、スペースが十分に確保できるか確認しておきましょう。L型の中でも「壁付けL型」ならば、ワークトップがリビングダイニングへの移動を遮らないので、比較的空間に余裕ができます。
また、L型のデメリットでよくいわれるのが、「L型キッチンはコーナー部分に奥行きがあるため、デッドスペースになりやすい」というもの。コーナー部分をかさばる調理家電の定位置にしたり、見せる収納エリアにしたりなど、デッドスペースにしない活用方法をイメージしておきましょう。
L型キッチンは使いにくい?メリット・デメリットと活用アイデア、リフォームの費用・事例もあわせて紹介
壁付けL型キッチンリフォームの費用と相場は、100~150万円が最も施工が多い価格帯(中心価格帯)で、100〜200万円が目安価格帯となります。
(写真/PIXTA)
「対面ペニンシュラ型」はキッチンのワークトップの片側が壁に接しており、ほかの部分が半島(ペニンシュラ)のように出ているレイアウトです。開放感があり、コミュニケーションがとりやすく、リビングのテレビを見ながら作業できるなどの利点があります。比較的キッチンスペースが狭くても配置しやすく、かつ価格を抑えられるレイアウトといえるでしょう。
対面ペニンシュラ型キッチンリフォームの費用と相場は、150~200万円が最も施工が多い価格帯(中心価格帯)で、100〜250万円が目安価格帯となります。
(写真/PIXTA)
対面アイランド型は、調理スペースやシンクなどが島のように独立しているレイアウトです。デザイン性が高く、開放的で家族とのコミュニケーションがとりやすい、レイアウトの自由度が高いといったメリットがあります。
だたし、対面アイランド型を設置するには広いスペースが必要なうえ、構造的にニオイや汚れが広がりやすいという懸念点も。リビングダイニングからよく見えるので、整理整頓を常に心がける必要もあります。
対面アイランド型キッチンリフォームの費用と相場は、200~250万円が最も施工が多い価格帯(中心価格帯)で、50〜300万円が目安価格帯となります。
(写真/PIXTA)
II型はワークトップが2列あり、片方にシンクを、もう片方にコンロを配置したレイアウトのこと。小さい動作でシンク・調理台・コンロへ移れる動線の良さが魅力です。通路幅によってはシンクの真後ろにコンロがあると危険なので、シンクの斜め後ろにコンロを配置するなど、位置関係をずらすようにしましょう。
1列を壁付けにし、もう1列をペニンシュラ型やアイランド型に配置すると「対面II型」になり、2列とも壁付けにすれば作業に集中できる「独立II型」にもなります。「対面II型」の場合、コンロがあるワークトップを壁付けにすることで、油煙やニオイが広がるのを軽減できます。
ちなみに、「対面II型」によく似たレイアウトに、「対面I型+背面カップボード(キャビネット)」があります。配管などの都合でII型が選べない場合や、シンク・コンロは1列で収めたいがI型だと収納が足りないといった場合には、そちらも検討するとよいでしょう。
壁付けII型キッチンリフォームの費用と相場は、150~200万円が最も施工が多い価格帯(中心価格帯)で、150〜250万円が目安価格帯となります。
(写真/PIXTA)
U型キッチンはコの字型キッチンとも呼ばれ、三方をワークトップに囲まれたレイアウトをしています。各動線が短くなり、方向転換するだけで別の作業に移れる効率の良さがあります。収納や調理スペースを広くとりやすいので、本格的に料理を楽しみたい方に向いています。一方で、あまり料理をされない方にとっては、広すぎて持て余すこともあるかもしれません。
また、三方を囲まれるために圧迫感が出やすい、2つのコーナーがデッドスペースになりやすいというデメリットも。U型キッチンは他のレイアウトと比べて価格も高く、間口・高さ・奥行きに広いスペースが必要です。冷蔵庫や食器棚などの配置場所も含めて、U型キッチンの設置に無理がないか検討しましょう。
壁付けU型キッチンリフォームの費用と相場は、400~450万円が最も施工が多い価格帯(中心価格帯)で、100〜450万円が目安価格帯となります。
(写真/PIXTA)
使いやすいキッチンを考える上で基本となるのが、コンロ・シンク・冷蔵庫の3点を結ぶ「ワークトライアングル」の各辺の長さです。それぞれの長さには適切な距離があり、長すぎても短すぎても作業効率が下がるといわれています。
ワークトライアングルの適切な長さ | |
シンク←→コンロ | 120~180cm |
シンク←→冷蔵庫 | 120~210cm |
コンロ←→冷蔵庫 | 120~270cm |
3辺の合計 | 360cm以上600cm以下 |
1本の線上を行き来するI型キッチンの場合は、270cmが適正な長さで、360cmを超えると使いにくいとされます。
(イラスト/ホームプロ編集部)
キッチンを使いやすくするには、ワークトライアングルをはじめとした調理の動線がスムーズであることが大切です。家の中には動線がいくつもあり、炊事・洗濯・掃除といった家事をするために頻繁に通る家事動線や、食事・睡眠・身支度(風呂や洗面)など日々の生活で使用する生活動線もあります。
家事などをするうえで自宅に使いにくさを感じているなら、家事動線や生活動線を考慮しながら、キッチン以外のリフォームも検討してみるとよいでしょう。
(写真/PIXTA)
限られた空間に必要なものがギュッと詰め込まれているキッチンスペースは、少しの違いで快適になったり不便になったりするもの。忘れがちですが、細かい動線や作業を思い浮かべながらリフォームの計画を立てるのがとても大切です。
リフォーム計画時にうっかり抜けてしまいがちなチェックポイントは、以下のとおり。
(写真/PIXTA)
キッチンリフォーム成功のカギは、たくさんの実例を見て、具体的なレイアウトのイメージと予算を押さえておくことです。ここからはキッチンリフォーム実例をご紹介します。気になる実例は後で見返せるよう、ブックマークやメモを残しておきましょう。
古くなったL型のキッチンを、新しいL型キッチンに交換した実例です。壁のタイルを外してキッチンパネルを張ることで価格を抑え、掃除しやすく明るい空間になっています。
Before:古くなったキッチンはダブルシンクで、調理場所が確保しにくいのが難点でした。
After:ガスコンロとレンジフードの位置をずらし、シングルシンクへ。調理場所も広くなりました。
実例の詳細:今の暮らしに合った広々L型キッチン
I型からII型へリフォームして、憧れの対面キッチンに。家族と一緒に料理できるよう、キッチン間のスペースも十分にとりました。さらに、カウンター側にはイスを置いても後ろを通れるように通路幅を確保。家族団らんのキッチンスペースへと変身しました。
Before:冷蔵庫の配置に困っていたI型キッチン。
After:コンロ列の空いたスペースに冷蔵庫を配置。リビング側からも出し入れしやすい位置です。
実例の詳細:II型で憧れの対面キッチンを実現!
使い勝手が悪く収納が足りなかったL型キッチンから、I型キッチンへリフォーム。構造的に解体しても問題ない壁を解体することで広い開口がとれたため、開放的な空間となりました。調理スペースも広くなり、ガスコンロとシンクそれぞれに人が立っていても、お互い邪魔にならずに動けます。
Before:L型のコーナー部分が使いにくく、あまり活用されていませんでした。
After:キッチン背面にはカップボードと吊戸棚を設け、収納量が格段に向上しました。
実例の詳細:L型キッチンからI型に間取り変更!使いやすくレイアウト変更
以前のL型は家族に背を向けたかたちでしたが、対面式U型にリフォームして会話やテレビを楽しめるキッチンになりました。
After:カウンター近く設けた造作棚には、お気に入りのお酒を並べています。
実例の詳細:最小動線をとれるU字型キッチン
キッチンは使いやすさ・収納力を考慮したレイアウトが重要です。家事動線やワークトライアングルを考慮しながら、ご自身のお家に適したキッチンレイアウトを選んでみましょう。
そうした実用性が大切な一方で、毎日使うキッチンですから自分が引かれるキッチンの外観・レイアウトかどうかも重要です。たくさんの実例を見て、魅力的に感じたレイアウトはストックしておくといいでしょう。リフォーム会社へイメージを伝える際にも大いに役立ちます。
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