建物のタイプ | 戸建住宅 | 価格 | 350万円 |
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築年数 | 1〜5年 | 工期 | 1ヶ月 |
竣工年月日 | 2019年3月31日 | 構造 | 木造 |
施工地 | 埼玉県 さいたま市浦和区 | リフォーム箇所 | 洗面、リビング、ダイニング、玄関 |
家族構成 | 夫婦二人 |
新築の建売をご購入された施主さま。内装や収納に不満があり、入居前に改修されたいとのご相談を受けました。 リビングの吹き抜けにアクセントをつけ、TVを壁付に。ダイニングの天井にアクセントを入れ、キッチンにカップボードを増設したい。洗面台を大きくして、収納を加えたい。玄関収納を増やし、エコカラットを貼ってアクセントにしたい。と具体的なご要望をいただきました。
吹き抜けの壁とダイニングの天井の色を揃え、それぞれをアレンジ。ダイニングの天井は目透かしで造り、立体感を演出。TVを壁付けにした壁には玄関ホールと同じエコカラットを加え、ここにも立体感、重厚感を加えました。 洗面室は廊下部分を取り込んで1.5倍の大きさにし、180cmのカウンター付の洗面に変更。取り出しやすいオープンの棚とストックを入れる扉付き収納を組み合わせて造り、乱雑さを見せないようにして、使いやすいよう工夫しました。 細かな不満が解消され収納も充実。心地よく新生活が始められるとのこと。使いやすく、自分達らしい家になったとお喜びいただきました。
リビングからトイレ洗面への出入りが見えないように目隠しを設けた造りになっています。
狭い洗面台が不満で一部壁を取り払い洗面室を拡大。大型の洗面に変更してトイレの出入りも見えないように。
既存の洗面台が自分たちの使い勝手に合わないので広い洗面台が欲しいとのご要望。 洗面室に入る廊下部分を一帖分取り込んで洗面室を拡大し、幅180cmのカウンターを持つワンボウルの洗面台を設置。立って使う高さの収納付きの鏡と、座って丁度いい高さの鏡を左右いっぱいに設けることで、使い勝手に加え空間の広さも演出しています。洗面ボウル部分を広くするのではなく、座って使えるカウンター部分を広く設けることでメイクや洗濯時にも使いやすく、奥様専用の書斎のように使っていただけます。洗濯機の対面には奥行きを薄くしたストック用の扉付収納を造作。中段はオープンにして使用頻度の高いタオルを収納しています。
入居前に自分たちの使いやすいように、デザイン的にも気に入るように直したいとご要望を受けて内装をご提案。2階の天井まで届く大きな吹き抜けの1面をフラットなクロスと表情のあるエコカラットでアレンジし、大型のTVを配置しました。
大きな吹き抜けのリビングスペースに隣接して対面キッチンとの間にあるダイニングスペース。見上げることの多い場所なのに特徴のない白のクロス張りであったことがご不満の一因でした。そこでご提案したのは和室の天井でよく使われる目透かし張りの手法。正方形の板材を一定の隙間を開けて張り、壁と同じダークブラウンのマットなクロスで仕上げ、ダウンライトをリズムよく配置しました。立体感のある手のかかった造形は上質で洗練された印象。天井の仕上げを変えるだけで、吹き抜けの高さを強調する、落ち着いた特別な空間を造り出しました。
掃き出し窓はあるものの締切りがちで結露も心配。短い通路は空気の動きも少なく湿気がこもりがちでしたのでエコカラットを貼りこみました。既存の収納を補完して造り付の収納も追加。隠す収納が徹底でき、スッキリ整っています。玄関を入った時の空気がすっかり変わりました。