築80年ということで、まず基礎がなく、石の上に土台が乗っている状況でしたので、基礎を新設するには予算的に厳しく、現行基準までの補強は不可能と判断し、大きな地震が発生しても最低限倒壊を防ぐために、構造用合板を躯体に直貼りし、家屋が変形しにくいような補強案としています。断熱補強に関しては、小屋組の補強をするために、天井は一度取り外すため、組みなおした天井面に断熱材を新築住宅並みの150mm分のロックウールを敷設し、屋根から受ける熱を室内に入らないようにするだけでなく、窓が多かったこともあり、窓からの熱損失が多いと判断し、窓サッシを交換するのではなく、内窓(2重窓)を新設し、複層ガラス以上の断熱性能をプラスしました。内窓のメリットは断熱性だけでなく、遮音性も複層ガラスのサッシよりも格段に高性能であることからもご提案させていただきました。
工事後の天井高は高い部分で2.9mで、低い部分で2.4mと大幅に高くしたので広さと高さのバランスがとれ、それほど広くないLDKでもより開放感がある室内空間となるようになりました。
キッチンとダイニングが一体的な空間となっている室内でした。
キッチン部分には見せたくないストックものがたくさんあるので、キッチンとダイニング部分の境に、作り付けでストッカー兼用で間仕切り壁を設置しています。
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