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マンションのキッチン・水回りのリフォームで考えておきたいポイント
- 最終更新日：2016-05-09
マンションのリフォームでは水回りを移動しない方がいいの？
マンションでリフォームが可能なのは専有部分のみです。 外壁は共有部分となるため、基本的に新たな穴は開けることができません。
そのため、リフォームによりキッチンのレンジフード（換気扇）の位置が変わる際には、ダクトを使用して既存の排気口を利用します。
シロッコファンのレンジフードはダクトの距離があっても静圧（空気を吸い込む強さ）が落ちにくいため、マンションリフォームに最適です。
ただし、ダクトが複雑に曲がったり極端に長くなる設計を行うと、換気扇の排気能力がリフォーム前より落ちてしまうということもあるので注意する必要があります。
また、水回りの排水管には適切な排水勾配（水をスムーズに流すための傾き）が必要です。
水回りに大幅な移動があると、配管が長くなり十分に勾配を取れないこともあるので、キッチンの床をかさ上げするなど高さの確保が必要となります。 そのため、リフォームの工期や費用面で制約がある場合には、水回りの大きな移動が難しくなるかもしれません。
マンションのキッチン・水回りのリフォーム費用はどれくらい？
既存のキッチンと同じ位置のまま設備を一新する場合には、工事も最低限となるため費用を抑えることが可能です。
キッチンを大きく移動するリフォームでは、給水および排水管、ガス管、電気の配線などの大掛かりな工事も必要となるため、費用が高くなる傾向があります。
マンションのキッチンリフォームの中心価格帯は50～100万円です。 ただしキッチンは他の部屋に比べて費用に幅があるのが特徴で、デザインや設備にこだわりを持ったリフォーム事例も多いことがわかります。
参照：ホームプロ マンションのキッチン・台所リフォームの費用と相場
マンションのリノベーションでは水回りの自由度は高い
マンションで水回りの位置の変更にともなう排水管の延長がある場合、既存の床の高さのままでは排水勾配が十分に取れないことがあります。
マンションの住戸内を全て一新するスケルトンリノベーションでは、床下全体の高さを確保することで、水回りの移動を比較的自由に設計することが可能です。
ただし換気扇の排気口の位置に関しては、部分リフォームと同様に既存のものを利用する形となるので、ダクトの配置に無理のない設計を行う必要があります。
また、マンションのリフォームやリノベーションで意外と見落としがちなのが資材の搬入経路です。
共有廊下と玄関の構造、エレベーターの大きさなどによっては部材（大型のワークトップなど）の搬入が難しいこともあります。
マンションの高層階ではクレーンの使用もできませんから、大型のキッチンを設置したい場合には考慮しておきましょう。
マンションのキッチンリフォームをお考えなら、ホームプロに相談してみてはいかがですか。
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