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珪藻土の壁の魅力とは?性能、効果、お手入れ、費用など徹底解説

  • 最終更新日:2016-09-29

珪藻土の壁の魅力とは?性能、効果、お手入れ、費用など徹底解説

「珪藻土」という素材をご存じでしょうか?「けいそうど」といい、住宅に自然素材を使いたいという人の間で高い関心を集めています。

壁や床のリフォームに用いられるケースも多く、実際にリフォームをした人からは、「結露の悩みから解放された」「空気のきれいな気持ちのよい空間になった」などの声が聞かれます。この記事では、 珪藻土の基礎知識やメリット、リフォームにかかる費用について具体的にご紹介します。

注目の自然素材「珪藻土」とは?

まず、珪藻土という素材について説明します。あまり聞いたことのない名前かもしれませんが、その特性を生かして作られた日常生活用品が数多くあります。

珪藻土ってどんなもの?

珪藻は「藻」という漢字が使われていることからもわかるように、藻類に分類される生物で、「植物プランクトン」の一種です。その珪藻が、海底や湖底、川底などに堆積して化石化したものを珪藻土といいます。つまり、自然が生み出した鉱物なのです。無数の微細な孔(穴)を持ち、耐火性や吸水性、吸着性、消臭性、保湿・調湿性など、たくさんの優れた性質を持っています。

珪藻土の用途は?

珪藻土はリフォーム素材として壁に利用されるだけでなく、特性を生かして古くから日常生活で利用されてきました。例えば、耐火性を利用してコンロや耐火レンガが作られ、酵母を吸着する働きを利用してビールの濾過も行われています。
もっと身近なところでは、食品の湿気防止や消臭、脱臭グッズにも。なかでもお風呂上がりの水分を素早く吸い取り、快適な状態を保つバスマットが人気です。

珪藻土の壁はこんな方におすすめ!

自然素材の特性を生かし、生活にプラスの効果をもたらす珪藻土の壁は、次のような方の悩みを解決してくれます。

アトピーやシックハウスに悩んでいる方

シックハウスやアトピーなどのアレルギー要因の一つとして、住宅建材の化学物質の影響を指摘する見方があります。一方、自然素材の珪藻土は有害な化学物質を含んでいないので、アレルギー症状に悪影響を及ぼすことがありません。

結露に困っている方

結露にも珪藻土が力を発揮します。珪藻土はお風呂上がりの水分でも素早く吸収するほど吸水性と吸湿性に優れていますので、室内の余分な水分を吸収、湿度を調節して結露やそれに伴うカビの発生を防ぎます。

子どもがいる方

子どもにとって家は、1日の大半を過ごす場所。アレルギー症状などを引き起こさせないよう、できるだけ子どもから化学物質を遠ざけてあげたいものです。その点、自然素材の珪藻土は小さなお子さんがいる家庭でも安心して使えます。

壁材として珪藻土が選ばれる理由

住宅をリフォームする際に、壁材として珪藻土を選ぶ人が増えてきました。その理由はどこにあるのでしょうか?聞いて納得のメリットをお伝えします。

調湿性能に優れている

無数の微細な孔を持つ多孔質の珪藻土には、室内の湿度が高くなると水分を吸収、逆に湿度が低くなると水分を放出して湿度を調節する働きがあります。これにより結露の解消も可能に。孔を持たないビニールクロスにはできない働きです。
同じ自然素材の壁材として漆喰も人気がありますが、調湿機能に関しては、珪藻土のほうが上を行きます。そのため、湿気の多い洗面所などの水まわりにもよく利用されます。

断熱性が高い

珪藻土は多孔質なので、熱伝導率が低いという特性を持っています。そのため断熱性が高くなり、冷暖房効率が良くなるというメリットがあります。省エネが叫ばれる現代にぴったりの素材です。

耐火性がある

昔からコンロや耐火レンガに使われてきたことからもわかるように、珪藻土には耐火性があります。住宅といえば怖いのは火事ですが、珪藻土なら燃焼を長く抑えることができます。もちろん化学物質ではないので、燃えて有害なガスを発生させることもありません。

室内の空気を清潔に保つ

珪藻土の細かい無数の孔は、呼吸をしています。その働きで、ニオイや有害物質を吸着してくれるのです。トイレのアンモニア臭やキッチンの生ゴミといった不快なニオイも取り込んでくれるので、室内の空気はいつも清浄。発がん性が指摘されているホルムアルデヒドを吸着し、無害なものに分解してくれるという点も見逃せません。

珪藻土を使ったDIYのポイント

珪藻土の壁塗りは、自分で行うこともできます。作業のポイントを手順に沿ってお伝えしますので、腕に自信のある方は挑戦してみてください。

1. マスキングテープなどで養生する

塗りたくないところ、汚したくないところをしっかりと保護しましょう。珪藻土を塗る範囲に合わせてマスキングテープを貼っていきます。貼る際は、珪藻土を塗る厚みを考慮し、スイッチやコンセントなども忘れずにカバーします。床はシートや新聞紙などを敷いてマスキングテープで留めてください。少々手間がかかりますが、きれいに仕上げるためには欠かせない作業です。

2. 必要に応じて下地処理をする

壁の下地処理をする必要がある場合は、下地材を塗るなどの処理をして乾かします。ただし、塗る壁の素材や珪藻土の種類によっては、下地処理は必要ありません。

3. 珪藻土を練る

準備が整ったら、珪藻土を水で練ります。ゴムベラや攪拌(かくはん)機を使うと便利です。すでに練ってあるタイプの珪藻土を使う場合は、このステップは飛ばして構いません。
練るときのコツは、水を少しずつ加えていくことです。ダマが残っているときれいに塗り広げることができないので、ダマをつぶしながら滑らかになるまで混ぜ合わせましょう。硬さの目安は、すくい上げたときにポタポタと落ちない程度です。

4. 珪藻土を塗り模様をつける

コテやヘラ、炊事用のスポンジなどを使って珪藻土を塗り広げていきます。1度塗りで仕上げることもできますが、2度塗りをすると、珪藻土独特の模様をつけることも可能。最初に塗った珪藻土が乾いてしまう前に、重ね塗りをしながらスポンジの凸凹面やコテの縁、ハケの毛先などを利用して好みの模様を描きます。

5. 養生をはがす

塗り終えたら、珪藻土が乾いてしまう前にマスキングテープをはがします。テープをはがすときに、塗った面に触れないように気をつけてください。珪藻土が完全に乾いてしまうと、マスキングテープと一緒に珪藻土がはがれて仕上がりが汚くなってしまうので要注意です。

6. 乾かす

珪藻土を乾かします。完全に乾くまでには2~3日かかるので、物が当たったりしないように気をつけてください。扇風機をかけたり、窓を開けて風通しを良くすると乾きが早くなります。

珪藻土の壁のお手入れ方法

ビニールクロスは濡れた布などで拭いてお手入れができますが、珪藻土の壁はどうなのでしょうか?早めが肝心のお手入れ方法についてお伝えします。

お手入れの基本

壁についたほこりは、ほうきやはたきで軽く叩いて落とすか、傷をつけないように掃除機で吸い取ります。ビニールクロスと違い、濡れた布で全面を拭うようなお手入れは、基本的にNGです。

ほこり以外のお手入れ

汚れやシミなど、ほこり以外の場合は次のような方法でお手入れしてください。できれば、壁の目立たない部分で試してから処理することをおすすめします。

手垢や鉛筆、何かをこすった痕

プラスチック消しゴムで軽くこすってください。汚れの状態にもよりますが、これできれいになることはよくあります。

コーヒーや醤油など水溶性のシミ

消しゴムで落ちない汚れや水溶性のシミは、水を使って落とします。
該当部分に霧吹きで水をかけて乾燥させることを1日に2~3回繰り返してください。これを3日ほど続けると、目立たなくなってきます。
汚れの度合いや壁の色によっては、漂白剤を使う方法も有効です。柔らかい布に水で薄めた漂白剤をしみこませ、シミをポンポンと叩きます。その後、水に濡らして軽く絞った布で同様に叩き、漂白剤を取り除いてください。
それでも落ちない場合は、サンドペーパーをかけて削り落とすという方法もあります。

傷やひび割れ

傷やひび割れができてしまった場合は、その部分に霧吹きで水をたっぷりかけてから、珪藻土の粉を指やヘラなどで塗り込むようにしてならします。その後、乾燥すればきれいになります。

珪藻土を使ったリフォーム費用

珪藻土を使ったリフォームはDIYでも可能ですが、技術のしっかりしたプロに頼めば安心ですし、予算に合わせた提案もしてくれます。リフォーム会社に依頼する際のポイントや費用について見てみましょう。

仕上がりのパターンを選ぶ

珪藻土リフォームのメリットの一つに、仕上がりのパターンを選べる点があります。DIYの項でもお伝えしたように、自分で模様をつけることもできますが、磨き抜かれたプロの手にかかると、質感がまるで違います。部屋に合わせてパターンを変えることができる点も魅力です。

珪藻土の壁紙という選択肢もあり

予算や住宅事情などで壁塗りをすることができないという場合は、珪藻土を使った壁紙を使うという選択肢もあります。湿度、ニオイ、化学物質などを吸着し、清浄な空気を生み出すという珪藻土のメリットを生かした壁紙で、パターンや色のバリエーションも豊富です。

リフォーム会社に依頼する際のポイント

希望の珪藻土の色と仕上げのパターンは、しっかりと伝えましょう。口頭のみのやり取りではなく、リフォーム事例やデザインパターンなどでイメージを共有すると間違いがありません。
リフォームしたい場所、範囲に合わせて見積もりを取り、費用や工期などもきちんと確認し、納得した上で依頼することが大切です。

施工事例と費用の目安

実際にかかる費用について、施工事例とともに目安をご紹介します。ただし、費用はリフォームする場所の状態や広さ、仕上げ方によっても変動するものです。あくまでも参考としてご覧ください。
(※費用は単独工事をする場合の概算を提示しています)

<例1>

物置同然だった部屋が気持ちの良い寝室に

費用:37万円
工期:5日
築年数:21~25年

マンションでのリフォームです。対象は、クロスが剥がれ下地にカビが生えて物置のようになっていた部屋。この部屋は北側に位置しており、閉め切ると結露やカビが発生しやすいという欠点がありました。その壁を調湿作用のある珪藻土にしたことで空気もきれいになり、結露のない気持ちのよい寝室となりました。

<例2>

家具やインテリアに合わせた色で上質な空間に

費用:30万円
工期:1カ月(珪藻土リフォーム以外も含む)
築年数:16~20年

マンションでのリフォームです。部屋によって珪藻土の色を変えることで、家具やインテリアに合った上質の空間を生み出すことができました。施工中、廊下の壁の珪藻土に飼い猫がつけてしまった足跡は「記念に」と依頼主が残し、かわいらしいワンポイントに。

<例3>

珪藻土の壁にして子どもたちも安心

費用:17万円
工期:1週間
築年数:16~20年

木造の戸建住宅のリフォームです。「ナチュラルな雰囲気のリビングにしたい」との要望で、既存のクロスの上に珪藻土を塗り、調湿・防臭効果のある空間に仕上げました。珪藻土は自然素材なので、育ち盛りの子どもたちにも安心です。

<例4>

家族みんなの健康を願って床や壁を珪藻土に

費用:22万円
工期:3カ月以上(珪藻土リフォーム以外も含む)
築年数:1~5年

戸建住宅のリフォームです。子どもも大人も健康で明るく過ごせるようにと、床や壁を珪藻土にしました。珪藻土はカビを寄せ付けないので、家族みんなの快適な生活をサポートします。

珪藻土リフォームで快適な暮らしを実現しませんか?

壁素材としての珪藻土の魅力、おわかりいただけましたでしょうか?
住まいについて考えるとき、長く快適に住めることはもちろん、耐火性など安全性に関するポイントも見逃すことができません。珪藻土は、そのどちらもクリアする素材です。ご家族のため、将来の自分のために、ぜひ珪藻土を取り入れてみませんか?

珪藻土リフォームをお考えの方は、ぜひホームプロをご利用ください。ホームプロなら複数のリフォーム会社の見積もりを無料・匿名で比較できるので、とても便利です。お申し込みは下記からどうぞ。

このページのポイント

「珪藻土」とは?
珪藻土とは、自然が生み出した鉱物で、耐火性や吸水性、吸着性、消臭性、保湿・調湿性など、たくさんの優れた性質を持っています。主に壁に利用されることが多いですが、最近では「珪藻土マット」など様々な場面で使われています。
(詳しくはこちら
「珪藻土」の特徴は?
無数の小さな穴を持っている特性から、調湿性能に優れていること、熱伝導率が低いため断熱性に優れていること、耐火性があることなどが挙げられます。
(詳しくはこちら

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