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瓦屋根の修理・メンテナンス費用の相場と期間|火災保険の適用事例

  • 最終更新日:2020-07-21

瓦屋根の修理・メンテナンス費用の相場と期間|火災保険の適用事例

雨漏りや災害などの被害に遭ってから瓦屋根の修理やリフォームを検討する方も多いですが、長く使うためには定期的なメンテナンスや補修が欠かせません。

被害に遭う前にメンテナンスをしておけば、屋根全体の大規模な被害の予防にも役立ちます。すでに瓦のズレや破損で悩んでいる方は、早めの対策を検討した方がいいでしょう。

 

そこで今回は、瓦屋根の修理やリフォームやメンテナンスにかかる費用や工期、瓦の耐用年数などについて詳しくご紹介します。補修費用に適用される火災保険の種類やリフォームの事例にも触れていますので、ぜひ参考にしてください。

目次

屋根瓦の部分補修の費用は5万円ほど

瓦のズレを直す修理は5万円ほど

瓦のズレを直す「納め直し」の費用は5万円ほどです。状況によっては足場を仮設しますが、下地に問題がなければ、瓦の位置を元に戻すだけなので安く早く修理できます。
ズレの原因を調べ、瓦の状態に問題がなければ、瓦のズレを戻して完了です。

瓦の交換や漆喰の塗り直しは30万円前後

一方、瓦の交換や漆喰塗り直しの費用は30万円前後です。

なお、漆喰の塗り直しは、内部の状態に応じて「上塗りだけで済むケース」と「撤去してからやり直すケース」にわかれます。作業内容は漆喰塗りや内部の土、南蛮の撤去などが主になりますが、状況によっては南蛮漆喰の積み替えも必要です。
漆喰は風雨にさらされるため、漆喰が剥がれて屋根土が出たままになると、雨水が入りこんで雨漏りの原因になります。

いずれにしても、部分補修の作業内容は軽く、5万円ほどの費用から依頼できるので、雨漏りなどの被害が発生する前に補修を検討した方がいいでしょう。

屋根瓦の葺き替えリフォーム費用の相場は〜150万円

屋根瓦の葺き替えリフォームを行なった場合の費用相場をご紹介します。

・既存屋根材撤去:2,000〜3,000円/㎡
既存の屋根材をおろす作業で「めくり」とも呼ばれます。作業中は細かいチリなどが飛んでしまうため、作業前の近隣挨拶なども行います。

・下地補修 2,000〜2,500円/㎡
厚さ12mmの「構造用合板」を下地に張って補修したあと、防水シート(ルーフィング)を敷いて、しっかりと留める作業です。
瓦の下には水が入っても排水できるように流水テープを取りつけ、上から桟木を打ちます。

防水シートの施工費用は「500〜800円/㎡」が相場です。

・瓦 5,000〜16,000円/㎡
軒先から平部、棟の順に瓦を葺いていきます。

・仮設足場 500〜1,000円/㎡
作業員や荷揚げ機を使って、屋根材を屋根に上げるための足場を組みます。

一般的な戸建ての屋根面積は「80〜120㎡」なので、葺き替えリフォーム費用の総額は150万円前後になると考えていいでしょう。

瓦全体の葺き替え工事の期間は約1週間〜10日

人件費などの「費用」と「日数」は連動するため、費用の次は日数が気になるのではないでしょうか?
屋根の大きさや劣化状態などによって工期は異なりますが、瓦全体の葺き替えに要する期間は、およそ1週間から10日です。

各作業にかかる日数を具体的にご紹介しましょう。

1.足場の設置:約1日
2m以上の高所で作業する場合には、原則として足場を設置する必要があります。

2.古い屋根材の撤去:約1日
屋根や瓦の状況によって所要時間は変わります。

3.下地の張り替え:約1日
下地の傷み具合によって作業内容や所要時間が変わります。傷みが少なければ、約半日での対応も可能です。

4.防水シートの施工:約半日
下地に防水シートを張る作業です。雨が入り込んで下地に水が浸み込むのを防ぎます。

5.屋根材の取り付け:約2日
屋根材の取り付けと同時に、雨樋や雪止めの交換、設置作業を行う場合には、所要日数が延びます。

6.足場の解体と清掃:約1日
設置した足場を解体して、周辺の清掃などを行ないます。

瓦の種類によっても変わる耐用年数とメンテナンス

「瓦は基本的にメンテナンスフリー」と考えている方も少なくありませんが、実際には、素材によって耐用年数やメンテナンスの期間が異なります。
トラブルを防ぐためにも、ご自宅で使っている屋根瓦の耐用年数やメンテナンスの頻度を知っておくことが大切です。

種類別の耐用年数とメンテナンス期間を、詳しくご紹介しましょう。

種類 耐用年数 メンテナンス期間
粘土瓦(釉薬瓦) 50~100年 基本塗装は不要(下地材の交換のみ)
粘土瓦(無釉瓦) 30~50年 30~50年で瓦交換
セメント瓦(プレスセメント瓦) 30~40年 10~15年毎に塗装
セメント瓦(コンクリート瓦) 30~40年 10~15年毎に塗装

定期的にきちんとメンテナンスをすれば、最低でも30年という長い耐用年数が瓦の特徴です。
粘土瓦(釉薬瓦) は下地材の交換さえすれば、最大で100年も使うことができます。

瓦屋根が落ちたら二次被害が起きる可能性も

瓦屋根の落下や、瓦のズレや割れを放置しておくと、二次被害が起きる可能性があります。

雨漏りが発生する

たとえば、瓦が欠損した部分やズレた場所から瓦の下にある防水シートに雨水があたると、水を防ぐ役割が果たせなくなって雨漏りを引き起こします。ズレや割れは長年放置しておくと屋根全体に悪影響を及ぼし、大規模な修繕が必要になるケースもあるので注意が必要です。

屋根の損傷が広がることもある

瓦の種類によっても異なりますが、瓦は1枚2.6kgから2.8kgもの重さがあるため、1枚の瓦がズレたり欠損したりしただけでも全体のバランスが崩れ、屋根の崩壊につながるおそれがあります。

一部欠損している状態のままにしていると台風や地震の際に被害が大きくなる

台風や地震が発生した場合の被害の大きさも深刻です。ズレや欠損、劣化などが進んでいる瓦が強い風にあおられると、屋根の頂点に固定してある棟板金が飛ばされて、屋根全体に大きなダメージが広がります。

自然災害はいつ襲ってくるかわからないので、瓦の落下やズレ、破損などに気づいたら、早めに補修を依頼しましょう。

瓦屋根を修理・メンテナンスする時のポイント

ここでは、瓦屋根の修理やメンテナンスをする時のポイントを詳しくご紹介します。修理やメンテナンスの依頼方法で悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。

修理方法をリフォーム会社に相談して確認する

まずはリフォーム会社に相談をして、補修工事だけで済むのか、リフォームが必要なのかなど、必要な作業内容と工事の規模を確認しましょう。一部の補修と全面補修では、費用が大きく異なります。

葺き替え工事をする場合は屋根材を選ぶ

葺き替え工事では、新たに使用する屋根材の種類を選びます。ただし、瓦屋根の種類によっては、すでに廃盤になっていて葺き直しできないこともあるので、事前に確認しておきましょう。

軽量なものから耐久性が高いものまで、瓦屋根の種類はさまざまですが、屋根材を選ぶときには、今の家に適した耐久性や耐震性がある瓦屋根を選ぶことが大切です。

補修した場合は雨漏りなどが起こっていないか確認する

施工後には、施工ミスがないかどうかをしっかりと確認しましょう。施工ミスに気づかないまま修理が完了してしまうと、雨漏りなどのトラブルに繋がる可能性もあります。

瓦屋根で太陽光発電の設置が可能かは屋根の重さや家の構造が関係

瓦屋根に限らず、屋根の修理やリフォームと合わせて太陽光発電の設置を検討されるケースは珍しくありません。瓦でも、屋根上に太陽光発電を設置することは基本的に可能です。

ただし、家の耐久性や屋根全体の重さなどの関係で設置が難しいケースもあるので、事前に確認しておくようにしましょう。

瓦屋根に太陽光発電を設置する方法

瓦の下にある「垂木」という屋根の骨組み部分に固定するアンカー工法もありますが、直接太陽光発電を取り付けられる「支持瓦」を選んだ方が無難です。瓦に穴を開けて設置する「アンカー工法」に対して、「支持瓦」は、瓦をアルミ製の瓦に差し替えて設置するため瓦に穴を開ける必要がなく、雨漏りのリスクが軽減されます。

・最近は瓦一体型の太陽光発電もあり注目を集めている
太陽光パネルと屋根が一体化した「屋根一体型工法」という方法もあり、近年注目されています。「屋根一体型工法」にはデザイン性の高さや大容量の設置ができるというメリットがありますが、日本瓦のような外観にはできません。また、屋根材そのものがパネルになるため、新築かリフォームをするときにしか設置できません。

瓦屋根の修理は火災保険が適用できる場合もある

多くの人が加入している火災保険は火事以外にも保障される範囲があります。

火災保険に入ってる場合は保証を受けることができる

瓦屋根の修理には、火災保険が適用できることもあります。屋根の補修に適用される火災保険は主に3種類あるので、保険が使えるかどうか、それぞれの適用条件を確認しておきましょう。

火災保険が適用となる条件

1.住宅火災保険

住宅火災保険は、主に以下のような自然災害による被害で補償金を受け取れます。

  • ・火災
  • ・落雷
  • ・風災
  • ・雹
  • ・雪

風災・雹・雪による被害は、最低20万円の損害額がないと適用されない保険がほとんどなので、請求金額の制限は事前に確認しておきましょう。なお、住宅火災保険が適用されるのは自然災害のみです。

2.住宅総合保険

住宅火災保険の条件に加えて、以下のような災害に適用されます。

  • ・物体の落下や飛来などによる破損
  • ・暴行や盗難による損害
  • ・洪水や土砂崩れなどによる水害

3.火災共済

火災共済は主に以下のような災害に適用されます。

  • ・火災
  • ・落雷
  • ・物体の落下や飛来などによる破損
  • ・暴行や盗難による損害

なお、掛け金が高い火災共済は「風による破損」も補償の対象になる可能性があります。

屋根瓦のリフォーム事例

ここからは、屋根瓦のリフォーム事例を紹介していきます。屋根瓦のリフォームを考えている方はぜひ参考にしてください。

1:セメント瓦から釉薬瓦へ葺き替え

既存の瓦と下地の状態が良くなかったため、塗り替えではなく葺き替えにしたケースです。屋根はセメント瓦から釉薬の瓦へ葺き替えてあります。釉薬の瓦なので塗装をする必要はありません。工期は約2週間で、価格は約92万円です。

事例の詳細:倉敷市中庄 屋根は瓦の葺き替えで釉薬の瓦にリフォームしました

2:セメント瓦から和瓦に葺き替え

屋根をセメント瓦から石州防災和瓦に葺き替えたケースです。くすんだ印象の屋根に輝きが戻っています。工期は約1週間で、価格は約97万円です。

事例の詳細:安佐南区高取北 瓦葺き替え工事

3:屋根の補修工事で一部を葺き替えリフォーム

雪害によって一部が破損したり、ズレて落下しそうになっていたりした箇所を補修したケースです。部分補修ですが、施工後は色の違いもなく綺麗な仕上がりになっています。工期は5日で、価格は約55万円です。

事例の詳細:雪害により一部破損していた瓦屋根を補修し、美しく再生!

4:モニエル瓦から釉薬瓦へ葺き替え

塗り替えを行なわず状態の良くなかったモニエル瓦を、塗り替えの必要がない釉薬瓦へ葺き替えた事例です。工期は2週間、価格は約150万円となります。

事例の詳細:岡山市北区 屋根の葺き替え モニエル瓦から釉薬瓦へ

瓦屋根の修理やリフォームの費用と相場を知るなら

大きな被害や二次被害を防ぐためには、瓦屋根の早急な修理や定期的なメンテナンスが欠かせません。自然災害はいつ襲ってくるかわからないので、すでに瓦のズレや破損が起きているなら、すぐにでも修理の依頼を検討した方がいいでしょう。

修理やリフォームの費用相場は、瓦の状態や建物の種類によっても変わってきます。リフォームの費用相場を詳しく知りたい方は、ぜひこちらの記事をご覧ください。

▶︎日本瓦(屋根)リフォームの費用と相場

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