マンションの防音リフォーム

マンションでピアノを楽しむには部屋の隅々にまでの防音工事が必要です。工事が必要なところとしては、

■壁・天井
防音ボード・防音シートを部屋全体をくるむように施工します。

■床
ピアノペダルのコツコツした音が意外と階下に響きますので、特に床の施工には注意が必要です。また、防音をさらに徹底するには、床を浮き床構造にしてその上に厚手の絨毯を敷き、ピアノの足は振動を伝えにくいキャスターなどに交換しておきます。

■窓
二重サッシにして音漏れを防ぎます。厚手のカーテンを引きます。

■ドア
防音ドアに付け替える必要があります。

■換気扇
防音式のものを施工します。
音はちょっとした隙間からも漏れますから、部屋の気密性を十分に確保しておくことが欠かせません。

防音は完ぺきでも自身が楽しめないとリフォームした意味はありません。ですからリフォーム工事はピアノ本来の音を知っている業者に依頼しなければなりません。ピアノのタッチ（音圧）も大人と子供では相当な開きがあります。

またあまりに防音が利きすぎ音が響かない部屋ではピアノの音の多彩なきらめきがなくなりますし、逆に響きすぎると音が乱雑になります。防音工事はやり直すとまた一からの工事になりかねません。そういう意味でもピアノの音の特質をしっかり理解できている業者に頼むのが安心です。