リフォーム会社紹介
(匿名で申込む)
マイページにログイン
(会員・商談ページへ)
会員ページでは、お申込みいただいた内容に対応できるリフォーム会社を紹介しています。各社の会社情報、評価・クチコミの閲覧や、メッセージのやりとり(商談)ができます。
一戸建てに住んでいると、外壁の色落ちや劣化が気になって「そろそろ外壁塗装をしたほうがいいかも」と思いながら、費用との兼ね合いもあり、ついつい後回しになってはいないでしょうか?
本記事ではそんな方に向けて、外壁塗装をしないと住宅はどうなってしまうのか、具体例を含めて東京ガスリノベーション株式会社の鈴木さん、下村さんにお伺いし解説します。また、コストを抑えて外壁塗装の施工を実現する方法についてもご紹介します。
目次
「外壁塗装」は、住宅の見栄え・美観を保つものと捉えられがちですが、実は家屋を保護し、住宅の寿命を延ばすために不可欠なメンテナンスです。外壁塗装を怠ることで、以下のような深刻なリスクが発生する可能性があります。
(画像/PIXTA)
外壁塗装は、建物の外側を覆って「防水」の役割を果たしています。ただし、これらの効果は半永久的に続くものではありません。塗膜が劣化することによって建物を守る機能が失われていき、雨水の浸入を許してしまうことがあります。原因には、ひび割れ(クラック)や、塗膜が剥がれてしまう「塗膜剥離(はくり)」などがあります。
塗膜剥離は、主に壁の内側から湿気が回り込んで塗膜を押し出す場合と、外壁自体の傷みが進むことで水分や不純物が浸入し、塗膜が破壊され剥がれてくる場合の2通りがあります。
塗膜剥離を放置することによって、本来建物を守り、水を弾くべき塗膜が機能を失うことになります。外壁の表面は「一次防水」の役目を担いますが、これらのさらに内側には防水・透湿シートなどの「二次防水」が存在します。
一次防水の機能が失われて水が浸入しやすくなることによって、二次防水側も劣化を早めてしまい、さらに木材などの構造体を腐食させてしまうことになります。
(画像/PIXTA)
シロアリの原因は一概に外壁塗装の劣化だけとはいえず、漏水のトラブルや、建物が建つ土壌の湿気によって発生するともいわれています。ただし、外壁劣化もシロアリ発生の一因として大きく関連するといわれています。
シロアリは水分の多い場所を好んで発生・生息するため、外壁塗装の劣化から建物の内部に水が浸入し、床下や壁の中に湿気・水が溜まることによって、多く発生するという事例が見られます。
また、ここではシロアリの被害に触れていますが、それ以外の害虫なども発生リスクが高まるといえるでしょう。
(画像/PIXTA)
住宅の木材は基本的に乾燥したものが使用されているため、水分が浸入してしまうと、内部の繊維が破壊されやわらかくなり、本来持つべき強度が低下するとされています。
また、もしシロアリが発生してしまった場合、家屋の木部に食害が及ぶことで木材の腐食が始まり、結果として建物の構造自体が弱くなるというリスクがあります。
(画像/PIXTA)
構造上の問題に加えて住宅の外観・美観自体にも影響します。外壁塗装をしないことで、少しずつ色あせが発生していくことはもちろん、外壁材の劣化が進むとひび割れ(クラック)が発生しやすくなります。
また、特に北向きの壁や湿気の多い立地においては、藻やコケ・カビが発生しやすくなります。これらは外壁材の表面が湿気を帯びることでさらに繁殖していき、汚れとしてだけではなく、外壁劣化を進行させる要因の一つになっていきます。日々のメンテナンス(清掃など)によってある程度の範囲までは落とすことができるため、見かけた際はなるべく早く対処するようにしましょう。
(画像/PIXTA)
外壁塗装はコストがかかるものなので、決断に踏み切るまでに時間を要するかもしれません。改めて、なぜ外壁塗装が必要となるのか、なぜ外壁塗装をするべきなのかをご説明します。
前述のように、外壁塗装は建物の外側を覆うことによって、住宅を雨などの水分から守る役割を持ちます。塗膜の劣化が発生した際は、本来建物を守り、水を弾くべき塗膜が機能を失うこととなり、雨水が内部に浸入しやすくなります。
水が内部へ浸入することによって、内部の木部の腐食につながったり、シロアリの被害が発生しやすくなったりと、深刻な問題を引き起こす可能性があります。これらによって建物全体の強度が弱くなり、建物の寿命が縮まることとなります。
外壁塗装をすることで、こういった水による悪影響から建物を守り、結果的に建物の寿命を延ばすことに繋がります。
外壁塗装を行わないことによって、外壁の色あせが発生して美観が悪くなったり、ひび割れが発生したりするリスクがあります。
加えて、シール(コーキング)の劣化も美観を損ねる要因といえます。ひび割れや、充填したコーキング材が細くなってしまう肉痩せを起こし、ボロボロになることで見た目が悪くなるうえ、雨水の浸入経路ともなるでしょう。
外壁塗装によって美観が保たれるというのは、単に見た目がいいだけではなく、建物が良い状態に保たれているということであり、結果的に資産価値の維持にも貢献すると考えられます。
外壁塗装を行う際に、「断熱・遮熱」型の塗料を使用することによって、断熱・遮熱の効果が高まります。これにより冷暖房の効率がよくなり、建物内の温度が保たれ、快適な暮らしを送ることが可能です。
また、冷暖房効率がよくなることで光熱費の削減にもつながるため、こういった塗料を使用した屋根・外壁塗装は、住宅の付加価値になるといえるでしょう。
ここまで外壁塗装をしないことによるリスクや、外壁塗装が必要な理由に触れてきました。それでは、実際に外壁塗装を検討すべきタイミングはいつなのでしょうか?
これは実際の住宅の建物の築年数や立地、状況によって大きく異なり、一概にいえるものではありませんが、一般的には「10〜13年ごと」を目安に外壁塗装を検討すべきだといわれています。
具体的には、以下のような見た目の変化・サインに気づいたタイミングが挙げられます。
外壁の色合いが少し褪せてきたように見えるのは、劣化の初期サインといえます。
外壁を触った時に少し粉っぽく感じる場合、これは紫外線などによって塗料の中の樹脂が分解され、顔料が表面に現れている、つまり「塗膜の表面が崩れ始めている」ことを指します。指に白っぽい粉が付着すれば、チョーキングが発生していると判断できます。
塗膜自体の劣化による細かなひび割れや、建物の揺れによる外壁材そのもののひび割れが発生している2パターンがあります。
外壁材の目地部分や窓周りのシールがボロボロになってきていると感じる場合は注意が必要です。シールは外壁より劣化が早い傾向にあり、水の浸入を防ぐ重要な要素とされています。
(画像/PIXTA)
上記のサインが見られる目安が7〜13年ぐらいとされてはいるものの、建物の環境(日当たりがいいか、湿気が多いかなど)や、当時の建築に使用された素材や仕上げ材の耐用年数によっては、より早く劣化のサインが現れる可能性があります。
また、住宅のなかにすでに水漏れの跡があるなど、目に見える形で水が浸入している場合、現時点で深刻な状態である可能性が高く、早めの対処が必要です。
セルフチェックでは気づきにくいこともあるため、定期的に専門業者に依頼し、修繕計画を立てることも長持ちの秘訣といえます。専門家であれば、屋根の上など目の届きにくい場所の確認や、何か事象が発生しているときの緊急度の判断も行うことができます。
近くの信頼できる専門業者を探すための一つの手段として、「ホームプロ」では条件などを登録すれば、匿名でリフォーム会社の紹介を受けることができます。修繕計画を考えるような検討初期段階でも気軽に情報収集ができるため、ぜひ活用してみてください!
外壁塗装を行うにあたってのコストは安いものではありません。「外壁塗装をするなら、少しでも費用を抑えたい!」と思う方も多いのではないでしょうか。
外壁塗装の費用を抑えるポイントを以下でご紹介します。
各自治体や時期によって、行政が外壁塗装に関する助成金や補助金を出しているケースがあります。これらを活用することで、最終的に数十万円のコストを抑えられることもあります。ご自身のお住まいの自治体の制度をぜひ確認してみましょう。
外壁塗装の助成金・補助金に関して詳しくはこちら▼
外壁塗装の助成金・補助金とは?申請方法・条件・活用事例などを解説【2025年最新】
複数の会社に見積もりを依頼することによって、自身の依頼する工事の相場を知り、比較したうえで最もコストパフォーマンスのいい、かつ信頼できる会社に出会うことができるでしょう。
「ホームプロ」では、予算や条件・要望を登録するだけで、地元の信頼できるリフォーム会社を複数社紹介してもらえます。さらに、匿名のまま気軽にやりとりでき、外壁塗装を依頼した経験のある方はもちろん、初めて依頼する方も安心して相談ができます。比較検討の材料として、ぜひ利用してみてください。
屋根の塗装や修理、建物の2階部分の窓工事など、足場が必要となる他のリフォーム工事と外壁塗装工事を同時に行うことで、足場の設置・解体を一度で済ませることができ、全体のコストを抑えることができます。
繁忙期を避けて、職人の手が空きやすい時期に工事を依頼するというのも一つの手です。会社によってはオフシーズンに費用を相談できる可能性があります。
ただし、オフシーズンとされやすいのは梅雨や台風が起きる時期です。この時期は、雨や霧状の水が塗料に付着しやすく、塗装の精度に影響が出たり、膨れや塗料ののりが悪くなったりするというデメリットもあります。これによって工事期間が延びてしまうと、費用削減につながらないこともあり得ます。
また、会社によっては金額がシーズンで変わらないことも十分あるため、過度な割引を求めないようにしましょう。
ここまで外壁塗装の費用を抑えるポイントをご紹介しましたが、そもそも前提として、中長期的な視点で捉えたときには安さだけを追求しないことも重要です。
安さだけを重視してしまうと、結果的に次の外壁塗装が必要になるタイミングが早まり、外壁塗装の頻度を増やす必要が出たり、調査・施工不足などによって予期せぬトラブルが発生したりする可能性もあるため、注意しましょう。今回かかる費用だけではなく、長い目で見たときの安心を重視し、ご自身で優先順位を考えたうえで専門家のアドバイスを聞くことが、最も納得しやすい判断につながるといえるでしょう。
また、日常的に外壁を気にかけ、少しでも気になる点があれば早めに相談をすることで、大規模な修繕が必要になる前に手を打つことができ、結果的にコストを抑えられる可能性があります。
関連記事▼
外壁塗装会社・業者の選び方ガイド|失敗しないための5つのポイントを徹底解説
外壁塗装が必要ないケースというのは非常に稀です。ただ、以下のようなケースでは検討する必要がないといえるでしょう。
もし建物の建て替えをまもなく行う予定がある場合、外壁の美観や劣化が多少進行していても、今すぐの外壁塗装は必要ないといえるでしょう。建て替えを前提とする場合、「建物を長持ちさせる」という外壁塗装の目的が不要になるためです。
耐候性の高い「金属系サイディング」「樹脂系サイディング」と呼ばれる外壁材や、タイル外壁・焼杉・漆喰などの特定の素材においては、戸建てでシェアの高い外壁材である「窯業系サイディング」に比べてメンテナンスの頻度を少なく済ませることができたり、塗装そのものが不要とされていたりする場合があります。
ただし、完全にメンテナンスが不要になるとはいえません。外壁の素材に合わせた適切な修繕を心がけましょう。
現在の建物は昔に比べて耐久性が向上しており、昔よりも長持ちする製品が出ています。しかし、どのような外壁材であっても「建物全体がメンテナンス不要」ということはなく、コーキングの補修や部分的な修理など何らかのメンテナンスは必ず必要になります。外壁塗装ではないとしても、点検や補修を適切に行いましょう。
(画像/PIXTA)
ここまで、外壁塗装の重要性や、外壁塗装を怠ることで生じるリスクについてご紹介してきました。外壁塗装は、あなたの大切な住まいを守るために欠かせないものだということをご理解いただけたでしょうか。
また、外壁塗装を行うことによって、建物の資産価値の維持、および(塗料によっては)付加価値向上につながります。一時的に費用はかかりますが、信頼できる会社に依頼したうえで、中長期を見据えた施工を行うようにしましょう。
そんな外壁塗装会社選びの方法の一つとして、「ホームプロ」は匿名&無料で利用できるリフォーム会社紹介サイトです。
予算や条件・要望を登録するだけで、地元の信頼できるリフォーム会社を複数社紹介してもらえます。さらに、匿名のまま気軽にやりとりでき、外壁塗装を依頼した経験のある方はもちろん、初めて依頼する方も安心して相談ができます。
安心した会社選びを実現したい方は、ぜひ利用してみてください。
●取材協力
東京ガスリノベーション株式会社
鈴木さん、下村さん
文/森田祐介 編集/プレスラボ
信頼できて予算に合って評判がいい…、そんなリフォーム会社を自分で探すのは大変です。
ホームプロでは加盟会社を中立の立場でご紹介しています。
2001年のサービス開始以来、多くのお客さまにご利用いただいています。
利用者数
※2024年4月~2025年3月
昨年度のご成約
ホームプロでは、これからリフォームされる方に“失敗しないリフォーム会社選び”をしていただけるように、「成功リフォーム 7つの法則」をまとめました。ホームプロ独自のノウハウ集として、多くの会員の皆さまにご活用いただいております。
ライフスタイル別のリフォーム
こだわりのリフォーム
ご予算にあわせたリフォーム
リフォームの知恵
住まいの機能・性能向上
リフォームなんでも事典
リフォームには定価がありません。適正価格を知るには複数社の見積もりを比べるのがポイント。
予算や条件にぴったりの会社をご紹介します。