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出窓を結露しにくいものに交換できますか？

最終更新日：2015-06-09

ホームプロに寄せられた「サッシ」に関するリフォーム相談の中から、『出窓を結露しにくいものに交換できますか？』の質問と回答をご紹介します。

築１３年の軽量鉄骨のコンクリート住宅です。東側の出窓が結露がひどくて腰板のニスがはがれボロボロです。アルミサッシの枠の結露がひどく水がたまるので、今の結露しにくいものに替えられないか、または出窓をとって普通の窓にできないかと相談したところ、メーカーのリフォーム会社はサッシが溶接してあるのでできない！（やるとしたらたいへん大掛かりになりドリルで少しづつはがしていかないといけない）との回答。

他のリフォーム会社はサンダー？で出窓を切り取って出窓のユニットを溶接することが出来る（出窓の方が一般の窓より簡単）と言っています。

２社がまったく違うことを言っていて困惑しています。（ちなみにハウスメーカーは営業マンだけ、リフォーム会社は二級建築士と建具屋さんが見ました）

できたら取り替えたいのですが、こんな事はコンクリート住宅で可能なのでしょうか？継ぎ目から雨漏りするんじゃないか？キレイに仕上がるのか？心配です。

専門家の方の意見を参考にさせて下さい。よろしくお願いします。

軽量鉄骨のコンクリート住宅との表現ですが、構造が軽量鉄骨造で、外壁や床をＡＣＬ版（軽量気泡コンクリート版）で造られた住宅としてお答えいたします。

通常、ＡＣＬ版に取り付け金物が取り付けられ、それにサッシを取り付け、詰めモルタルを行い施工します。よって、この反対の手順で行えばサッシは取り外すことが可能です。木造よりは手間がかかるだけです。

継ぎ目から雨漏り等施工をきっちりできれば問題ありません。出窓を断熱サッシに取り替え、ガラスをペアガラスにすれば結露はしなくなります。

先日出窓の件でお世話になりました。その時は出窓を切り取って・・・・ということでしたが、工事が大掛かりになるのと建物が傷むのが心配です。

そこで既存のサッシ枠の上に新規枠を取り付けるカバー工法という方法でリフォーム出来ないかと考えています。

ただ、正面が引き違い戸なのですが、その両脇１０ｃｍと側面１５ｃｍがＬ型のＦＩＸとなっています。角はシールされているといった状況です。
このままでは難しいでしょうから引き違い戸の両脇の柱をカットして柱を角に新設したら・・・・どうでしょうか？正面はすべて引き違い戸になり側面がＦＩＸになるということです。

素人考えで申し訳ないのですが、可能でしょうか？よろしくお願いいたします。

アルミサッシのカバー工法はまずカバーする金物に断熱性能を持たすことができません。引き違いの部分に断熱サッシの部材を使うことはできるとは思いますが、カバーの金物と合わすとなると特注となるでしょう。できたとしても、断熱サッシに比べると性能が劣る場所ができると思います。

以上より、断熱サッシに取りかえられるか、せめてガラスをペアガラスにされ、面台の部分に結露が廻りにくい工事をされる事をお勧めいたします。

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（2004.01.26）

※法律問題や税務問題は、事実関係の違いによって結論が異なる場合があります。また、同一の事実関係であっても異なった結論が出る場合も多くあります。「リフォーム相談室Ｑ＆Ａ集」で示しております回答は一般的な回答にとどまるものであり、具体的な問題についての責任ある回答を示すものではないことにご注意ください。具体的な事案につきましては、必ず弁護士や税理士などの専門家に相談されることをお勧めいたします。