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ディスポーザとは

最終更新日：2021-04-09

ディスポーザとは

ごみ処理機が欲しいなぁ〜なんてカタログを見ていると、ディスポーザが載っていたので、（エコロジーから外れるけど・・・）とても便利で衛生的なキッチングッズの一つとしてご紹介したいと思います。

たまるきょうこ

キッチンスペシャリスト
リフォームアドバイザーとして５年間で２００件以上のリフォームを手がける。
現在は１児の母としてキッチンに立つ毎日。
リフォームアドバイザーとしての豊富な経験とキッチン利用者としての主婦の両方の目線から今回のコラムを執筆。

子供が小さいために私は某テレビ局の教育番組をよく見ます。
子供よりも私のほうが「へぇ～。。。」と感心しながら見ているのですが、エコロジーをテーマにしていることも多くて、つい先日はドイツ（どこの市かは忘れました）のごみの取り組みについて放送していました。
いわゆる燃えるごみは出した容量だけお金がかかるので、なるべく分別をします。
その他、色々なところで工夫をしているのですが、買い物で洗剤などは専用の容器を持参して直接容器に移していましたし、お総菜もタッパーを持参していました。
もちろん、生ごみは戸外に置いているごみ処理機に入れて土に返していました。
これが一番面白かったのですが、売られている最新の処理機というわけではなくて、なんだか手作り風。
木の箱にミミズを飼っているんです。その中に生ごみを入れていくと長い時間をかけて、土に返るというわけです。
その街では、子供のうちからエコロジーについて勉強をしていて、「ミミズが食べないものは危険だから食べてはいけない。」といわれているほど。。。
私はそこまで徹底できませんが、最低限、市から決められていることは頑張ろうとおもっちゃいました。

そこで、ごみ処理機が欲しいなぁ～なんてカタログを見ていると、ディスポーザが載っていたので、（エコロジーから外れるけど・・・）とても便利で衛生的なキッチングッズの一つとしてご紹介したいと思います。


たまるが欲しくて手が届かない生ゴミ処理機です。

元々このディスポーザというものは、シンクの排水部分に粉砕装置が取り付けられていて、直接捨てた生ごみを粉砕してそのまま下水道へ流すというものです。
アメリカなどでは便利な装置として普及していたのですが、ちょっと考えると分かるように、下水道への負担が大きくなりますよね。
ですので、市町村条例などで原則として禁止されてきました。

ですが、排水処理装置と組み合わせて、下水道への汚濁負荷を低減する方法が研究された結果、ようやく実用化されてきたというわけです。
もちろん、日本ではディスポーザは排水処理装置、（いわゆる浄化槽ですね。）が必要になります。

現在、社団法人日本下水道協会が下水道に接続できる排水設備として適当なシステムに関する性能等及び評価の基準として「下水道のためのディスポーザ排水処理システム性能基準（案）」を作成していますので、これに適合した商品を使用するように市町村は指導を行っています。
粉砕されたごみは、排水処理装置（浄化槽）に入り分解され、きれいな水になって下水道へ排水されるしくみです。

ちょっと堅い話ですが、それだけ生ごみの垂れ流しは下水道だけでなく環境にとても悪いということですね。

現在、これに適合している商品の多くは新築のマンションに見られるんですよ。
新築時に排水処理装置ごと建築し各戸にディスポーザを取り付けています。
先ほどからお話しているように排水処理装置とセットでないと取り付けができないので、既築のマンションでは設置が難しいかもしれませんね。
メリットとしては、これがあることで、生ごみによる臭いや動物による被害が減り、住空間の衛生面の向上が考えられます。
また、戸建てでも設置可能な商品が出てきていますので、近未来の生活では当たり前の装置になっているかもしれませんね。

ですが現在は、取り付けたい場合、地方自治体の作成している設置要綱にしたがって手続きを行います。
必ず設置する地方自治体の下水道関連部署に確認をしてくださいね。