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【2025年】子育てグリーン住宅支援事業とは。いくらもらえる?対象・申請方法・注意点を徹底解説

  • 最終更新日:2025-08-20

【2025年】子育てグリーン住宅支援事業とは。いくらもらえる?対象・申請方法・注意点を徹底解説

省エネ性能の高い家を新築したり、リフォームして家の省エネ性能を高めると補助金がもらえる「子育てグリーン住宅支援事業」の制度があります。どんなケースが対象になるのか、もらえる金額や条件、いつからもらえるのか、利用するための手続き方法などを紹介しましょう。

子育てグリーン住宅支援事業とは

家で緑を楽しむファミリー
省エネ性能の高い住宅の取得やリフォームを国が支援

子育てグリーン住宅支援事業の目的は?

子育てグリーン住宅支援事業とは、住宅の省エネ化を推進するために国が展開している「住宅省エネ2025キャンペーン」の一環として実施されている補助金事業です。住宅の省エネリフォームのための費用を補助したり、子育て世帯などが省エネ性能の高い新築住宅を取得するときに補助金が交付されます。

子育てグリーン住宅支援事業の対象者は?

この制度の対象となるのは、既存の住宅の省エネ性能を高めるためのリフォームを行う人や、省エネ性能の高い新築住宅を建築・購入する人です。制度はリフォーム向けと新築向けに分かれており、リフォーム工事の内容や、取得する新築住宅の省エネ性能に応じて補助金額が決められています。なお、新築住宅のうち一部は子育て世帯などに対象が限られます。

利用するには期限内に手続きが必要

制度を利用するには、定められた期限内に手続きが必要です。リフォームの場合は具体的には、2024年11月22日以降に対象工事に着手し、予算上限に達するまでに交付申請の予約と交付申請が必要になります。なお、交付申請の予約は遅くとも2025年11月14日まで、交付申請は遅くとも2025年12月31日までとされています。これらの期限は予算の状況によって早まる可能性もあるため、早めの確認が重要です。

リフォーム向けの子育てグリーン住宅支援事業

前述の通り、子育てグリーン住宅支援事業には新築住宅向けの制度とリフォーム向けの制度がありますが、ここではリフォームに焦点を絞って解説していきます。それでは、リフォーム向けの子育てグリーン住宅支援事業について、内容の詳細を見ていきましょう。

対象となる工事と補助金額

まず対象となる工事については、以下のように必須工事と任意工事に分かれています。このうち必須工事については、①〜③のうち2つ以上のカテゴリーを実施することが要件です。

補助金額の上限は必須工事の内容によって決まります。①〜③の必須工事のすべてのカテゴリーを実施すると上限60万円(Sタイプ)、いずれか2つのカテゴリーを実施すると上限40万円(Aタイプ)です。

■対象になるリフォーム工事と補助金額

区分 カテゴリー
必須工事 ①開口部の断熱リフォーム
②躯体(外壁、屋根、天井、床)の断熱リフォーム
③エコ住宅設備の設置
任意工事 ④子育て対応リフォーム
⑤防災性向上リフォーム
⑥バリアフリーリフォーム
⑦空気清浄機能・換気機能付きエアコンの設置
⑧リフォーム瑕疵保険等への加入

※リフォーム工事カテゴリー(①〜⑧)の合計補助金額が5万円未満の場合は補助対象にならない

Sタイプ 必須工事①〜③のすべてのカテゴリーを実施 上限60万円/戸
Aタイプ 必須工事①〜③のうち、いずれか2つのカテゴリーを実施 上限40万円/戸

必須工事の種類と補助金額

子育てグリーン住宅支援事業の必須工事

開口部の断熱リフォーム

1つ目の必須工事は開口部の断熱リフォームです。窓ガラスの複層ガラスへの交換や、内窓の設置、断熱性の高い窓・ドアへの交換などが対象になります。補助金額は窓やドアのサイズに応じて決まります。

■開口部の断熱リフォームの補助金額

部位 サイズ※ 補助金額
ガラス交換 大(1.4m2以上) 1万4000円/枚
中(0.8m2以上1.4m2未満) 1万円/枚
小(0.1m2以上0.8m2未満) 4000円/枚
内窓設置 大(2.8m2以上) 1万7000円/カ所
中(1.6m2以上2.8m2未満) 1万3500円/カ所
小(0.2m2以上1.6m2未満) 1万1000円/カ所
外窓交換 大(2.8m2以上) 3万4000円/カ所
中(1.6m2以上2.8m2未満) 2万7000円/カ所
小(0.2m2以上1.6m2未満) 2万2000円/カ所
ドア交換 大(開戸:1.8m2以上、引戸3.0m2以上) 4万9000円/カ所
小(開戸:1.0m2以上1.8m2未満、引戸1.0m2以上3.0m2未満) 4万3000円/カ所

※ガラス交換はガラスの面積、その他は窓・ドアの面積

躯体の断熱リフォーム

2つ目の必須工事は躯体の断熱リフォームです。躯体とは壁や屋根、床(基礎)のことで、性能の高い断熱材を一定量以上使用するリフォームが対象になります。補助金額はリフォームする部位ごとに決められています。

■躯体断熱リフォームの補助金額

部位 補助金額
外壁・間仕切壁※ 16万9000円/戸(部分断熱の場合は8万4000円/戸)
屋根・天井 6万円/戸(部分断熱の場合は3万円/戸)
10万5000円/戸(部分断熱の場合は5万2000円/戸)

※間仕切壁は部分断熱のみ

エコ住宅設備の設置

必須工事の三つ目はエコ住宅設備の設置です。子育てグリーン住宅支援事業の事務局に登録されたエコ住宅設備を設置すると、設備の種類に応じて補助金を受けられます。

■エコ住宅設備の補助金額

対象設備 補助金額
太陽熱利用システム 3万円/戸
高断熱浴槽 3万2000円/戸
高効率給湯器 3万円/戸
蓄電池 6万4000円/戸
節水型トイレ 掃除しやすい機能のあるもの 2万3000円/台
上記以外 2万1000円/台
節湯水栓 6000円/台

任意工事の種類と補助金額

育てグリーン住宅支援事業の任意工事

子育てグリーン住宅支援事業には3つの必須工事のほかに、5つのカテゴリーの任意工事があり、工事内容に応じて補助金が受けられます。

子育て対応リフォーム

任意工事のうち子育て対応リフォームには、「家事負担の軽減できる住宅設備」「防犯性の向上」「生活騒音の軽減」「キッチンの対面化」の4つの区分があります。
まず家事負担を軽減できる住宅設備については5種類の設備が対象です。いずれも設置台数によらず、設備の種類に応じて補助金額が決まります。なお、マンションなどの共用の宅配ボックスでは、例えば1つの宅配ボックスに4つのボックスが設置されている場合の補助金額は4万4000円になります。

■家事負担を軽減できる住宅設備の補助金額

対象設備 補助金額
ビルトイン食器洗機 2万5000円/戸
掃除しやすいレンジフード※1 1万3000円/戸
ビルトイン自動調理対応コンロ※1 1万5000円/戸
浴室乾燥機 2万3000円/戸
宅配ボックス 住戸専用の場合 1万1000円/戸
共用の場合※2 1万1000円/ボックス

※1 「キッチンの対面化リフォーム」とは併用不可
※2 20ボックスが上限

窓や玄関ドアを防犯性の高い製品に交換すると、サイズに応じて補助金が受けられます。なお、「開口部の断熱リフォーム」や「生活騒音を軽減する開口部のリフォーム」、「防災性能向上リフォーム」に重複して性能を満たしている場合は、より高い金額に該当する補助金を受けることができます。

■開口部の防犯リフォームの補助金額

部位 サイズ※ 補助金額
外窓交換 大(2.8m2以上) 3万7000円/カ所
中(1.6m2以上2.8m2未満) 2万6000円/カ所
小(0.2m2以上1.6m2未満) 2万2000円/カ所
ドア交換 大(開戸:1.8m2以上、引戸3.0m2以上) 5万3000円/カ所
小(開戸:1.0m2以上1.8m2未満、引戸1.0m2以上3.0m2未満) 3万8000円/カ所

※窓・ドアの面積

内窓を設置して二重窓にするなど、窓や玄関ドアを遮音性の高い製品にリフォームすると、サイズに応じて補助金が受けられます。なお、「開口部の断熱リフォーム」や「開口部の防犯リフォーム」、「防災性能向上リフォーム」に重複して性能を満たしている場合は、より高い金額に該当する補助金を受けることができます。

■生活騒音を軽減する開口部のリフォームの補助金額

部位 サイズ※ 補助金額
ガラス交換 大(1.4m2以上) 1万1000円/枚
中(0.8m2以上1.4m2未満) 8000円/枚
小(0.1m2以上0.8m2未満) 3000円/枚
内窓設置 大(2.8m2以上) 1万2500円/カ所
中(1.6m2以上2.8m2未満) 1万円/カ所
小(0.2m2以上1.6m2未満) 8500円/カ所
外窓交換 大(2.8m2以上) 2万5000円/カ所
中(1.6m2以上2.8m2未満) 2万円/カ所
小(0.2m2以上1.6m2未満) 1万7000円/カ所
ドア交換 大(開戸:1.8m2以上、引戸3.0m2以上) 3万6000円/カ所
小(開戸:1.0m2以上1.8m2未満、引戸1.0m2以上3.0m2未満) 3万2000円/カ所

※ガラス交換はガラスの面積、その他は窓・ドアの面積

キッチンセットを交換し、リビングにいる子どもを見守りながら作業しやすい対面キッチンにリフォームすると、補助金を受けられます。なお、この項目で補助金を受けると、「掃除しやすいレンジフード」または「ビルトイン自動調理対応コンロ」についての補助金を受けることはできません。

■キッチンの対面化リフォームの補助金額

対象設備 補助金額
キッチンセットの交換を伴う対面化リフォーム 9万1000円/戸

防災性向上リフォーム

窓ガラスや外窓の交換で防災性を高めると、サイズに応じて補助金を受けられます。なお、「開口部の断熱リフォーム」や「開口部の防犯リフォーム」、「生活騒音を軽減する開口部のリフォーム」に重複して性能を満たしている場合は、より高い金額に該当する補助金を受けることができます。

■防災性向上リフォームの補助金額

部位 サイズ※ 補助金額
ガラス交換 大(1.4m2以上) 1万8000円/枚
中(0.8m2以上1.4m2未満) 1万2000円/枚
小(0.1m2以上0.8m2未満) 7000円/枚
外窓交換 大(2.8m2以上) 4万1000円/カ所
中(1.6m2以上2.8m2未満) 2万7000円/カ所
小(0.2m2以上1.6m2未満) 1万6000円/カ所

※ガラス交換はガラスの面積、外窓交換は外窓のサッシ枠の面積

バリアフリーリフォーム

子どもや高齢者が転倒などでケガをしにくいようバリアフリーリフォームをすると補助金を受けられます。対象となる工事は4種類あり、工事箇所によらず工事の種類に応じて補助金額が決められます。

■バリアフリーリフォームの補助金額

対象設備 補助金額
手すりの設置 6000円/戸
段差解消 7000円/戸
廊下幅等の拡張 2万8000円/戸
衝撃緩和畳の設置 2万1000円/戸

空気清浄機能・換気機能付きエアコンの設置

空気清浄機能と換気機能の付いたエアコンを設置すると、冷房能力に応じた補助金を台数に応じて受けられます。

■空気清浄機能・換気機能付きエアコンの設置の補助金額

エアコンの冷房能力 補助金額
3.6kW以上 2万7000円/台
2.2kW超〜3.6kW未満 2万4000円/台
2.2kW以下 2万円/台

リフォーム瑕疵保険等への加入

実施するリフォーム工事について、国土交通大臣が指定する住宅瑕疵担保責任保険法人が取り扱うリフォーム瑕疵保険や大規模修繕工事瑕疵保険に加入すると、1契約につき7000円の補助金を受けられます。

■リフォーム瑕疵保険等への加入の補助金額

対象 補助金額
リフォーム瑕疵保険および大規模修繕工事瑕疵保険への加入 7000円/契約

手続き方法と申請期限

手続きは登録会社に依頼する

リフォーム向け補助金の交付申請などの手続きはリフォームする個人(工事発注者)ではなく、工事の施工会社が行います。施工会社はあらかじめ「グリーン住宅支援事業者」としての登録が必要です。補助金は登録会社を通じて還元されるため、まずはグリーン住宅支援事業者として登録済みのリフォーム会社に相談しましょう。

申請には期限がある

申請には期限があります。まずリフォーム工事に着手してから施工会社が子育てグリーン住宅支援事業の事務局に交付申請の予約を行いますが、この予約の期限は遅くとも2025年11月14日までとなっています。

また、工事が完了し、引き渡しが終わると施工会社が交付申請を行いますが、この申請の期限は遅くとも2025年12月31日です。なお、いずれの期限も予算上限に達するまでとなっています。

「子育てグリーン住宅支援事業」手続きフロー図

手続きに必要な書類

交付申請には、以下の書類が必要です(工事発注者が個人の場合)。

  • 子育てグリーン住宅支援事業共同事業実施規約【リフォーム用】
  • 工事請負契約書
  • 工事前写真(補助対象の箇所すべて)
  • 着工写真(契約工事のいずれかの工事の着手が確認できるもの)
  • 工事発注者の本人確認書類(運転免許証、住民票等)

登録製品を使用することが要件

なお、補助金の対象となる設備は、一部を除いて事務局に登録された製品を使用することが要件になります。どの製品が対象になるかは、依頼するリフォーム会社に確認するほか、子育てグリーン住宅支援事業のホームページから検索も可能です。

検索はこちら:補助対象製品の検索

子育てエコホーム支援事業からの変更点

子育てグリーン住宅支援事業は2024年に実施された「子育てエコホーム支援事業」の後継事業です。リフォームは引き続きすべての世帯が行う省エネリフォームなどを対象としていますが、各工事の補助金額が見直されています。また、必須工事を2種類以上行うことの要件が追加されました。

よくある質問(FAQ)

Q.1 自分で申請できますか?

A.
子育てグリーン住宅支援事業は登録された施工会社が手続きを行い、施工会社を通じて補助金の還元を受ける仕組みです。リフォームする個人が自分で申請することはできないので、まずはリフォーム会社に相談しましょう。なお、登録会社は事務局のホームページから検索もできます。

Q.2 他の補助金制度と併用できますか?

A.
子育てグリーン住宅支援事業で補助金を受けたリフォーム工事は、国が交付する別の補助金を受けることはできません。ただし複数の設備を設置する場合、設備ごとに異なる補助金を受けられる場合もあります。また自治体の補助金については、国費が充当されていなければ併用できる場合もあります。詳しくはリフォーム会社や自治体に確認してください。

Q.3 賃貸住宅でも補助金は使えますか?

A.
子育てグリーン住宅支援事業は賃貸住宅のオーナーや借りている人(賃借人)も対象となります。ただし賃借人がリフォームする場合はオーナーの承諾が必要です。

Q.4 まだ間に合いますか?

A.
補助金を受けるための交付申請やその予約には期限がありますが、いずれも予算の上限に達した場合は打ち切りとなります。予算の達成率は事業のホームページで公開され、毎日午前中に更新されていますので確認しましょう。補助金は先着順のため、利用を検討されている場合は早めに動き出すことをお勧めします。

子育てグリーン住宅支援事業を使えば、お得に省エネリフォームができます。ただし、制度を利用するには基準や手続き方法、申請期限などを守る必要があるので、よく確認して利用するようにしましょう。

構成・文/大森広司
イラスト/杉崎アチャ
画像/PIXTA

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