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時を越え、受け継ぐ家

赤い円柱は、リフォーム前は壁で覆われて見えていませんでしたが、36cm角もある大きなこの家を支える大黒柱でした。その大黒柱があけて見ると白蟻に食われ、大きな空洞になっていて、とても危ない状態であったため補強をおこない、装い改たに、大黒柱として甦りました。階段は子供達のプレイルーム（ロフト）に続くもので、スチールと無垢材で仕上ました。ＬＤＫは天井高も高く、贅沢な空間となっています。また、壁は漆喰で呼吸する壁に仕上げました。

100数十年の返還の中で、何度となくリフォームが繰り返されてきた場所です。奥へ奥へと和室が続き、建具だらけで壁がなく、建具の開け閉めも不具合な部分が数ヶ所ありました。

建物のタイプ	戸建住宅
価格	350万円（単独工事をする場合の概算です）
築年数	30年以上
工期（全体）	３ヶ月以上
面積	41.00m²
その他採用機器・設備
施工地	奈良県橿原市
家族構成	大人（61歳～）0人、大人（20歳～60歳）2人、大人（0歳～19歳）2人

お客さまの声

築100年以上の建物で、親世代3人で暮らし、離れに子世代4人が生活していますが、今の状態ではとても狭く、そのため世代交代で入れ替わる事になりました。とはいっても昔のつくりのため構造的にも気になるし、和室ばかりで段差も激しく、さらに風呂・トイレは外にあり、とても日常生活が不便であったため、全面改装と耐震補強と合わせてお願いする事になりました。結果、私達の要望を受け入れて頂き、デザイン的にも夢がかない、とても日常生活が便利になり、満足しています。

リフォーム会社のご提案

まず、このお家で最初に課題になったことは、建物の耐震補強でした。計画としましては、「建物の粘りを考えた補強方法（限界耐力設計）と強度で持たせる補強法（許容応力度設計）のどちらで考よう」ということでした。解体後、建物の状況を考えた上で、強度で持たせる設計としました。古民家には基礎がありませんので、足元はしっかりと固める計画ですすみました。耐震の要素の耐力壁は、浴室・トイレ・子供部屋・廊下と間仕切り壁の部分を計算に基づき、耐力壁を配置しました。厨子２Ｆで使用していなかった部分に階段をかけ、ゆとりの居室を増やしました。プライバシーを確保しつつ、家族が集える場所の居室を大きくとりました。

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施工会社：株式会社創造工舎