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「インターロッキング」とは、コンクリートブロックを敷き詰めるブロック敷き工法の一種です。透水性・デザイン性に優れるものもあるといったメリットがあります。
本記事ではインターロッキングの基礎知識から、特徴、メリット・デメリット、費用相場などについてエスビック株式会社の栁澤さん、関谷さん、西田さんに伺い、わかりやすく解説します。また、住宅に施工した事例も交えてご紹介します。
目次
「インターロッキング」とは、コンクリートブロックをかみ合うように敷き詰めて舗装する工法の一種をいいます。
具体的には、敷き並べられたブロック間の目地(読み:めじ、すき間のこと)に砂を充填させて、上から転圧機によって圧力をかけることで、ブロック同士が相互に噛み合う「インターロッキング」というメカニズムを特徴としています。
主にデザイン性高く舗装したい目的で使われることが多く、住宅のほかにも広場や歩道など幅広い場所で使われています。
(画像/PIXTA)
インターロッキングを住宅の舗装に使用すると、どんなメリットがあるでしょうか。インターロッキングの特徴と、インターロッキングによるメリットをご紹介します。
インターロッキングの施工にはコンクリート製のブロックが使用されます。その性質上、非常に硬質であり、アスファルトよりも硬い性質を持ちます。そのためひび割れしづらく、適切な設計・施工が行われた場合はコンクリート舗装と同等の耐久性を持ちます。
施工する地域や環境にもよりますが、一般的に一度施工すれば10〜20年経っても大きな劣化が起こることは少なく、そのメリットを長く享受することができるでしょう。
インターロッキングは広場・歩道など多種多様な場所で見かけることでイメージしやすいかと思いますが、これらの組み合わせは幅広く、デザインの多様性に優れていることもメリットの一つです。
好みに合わせてデザインを選ぶことができるため、ご自宅の色合いに合わせたり、エリアによって色を変えて組み合わせたりといったことも可能です。同じインターロッキングであっても、工夫次第で個性やオリジナリティを表現することができます。
インターロッキングに使われるコンクリートブロックは、長方形や正方形など様々な形状・サイズがありますが、およそ20cm四方のような小ぶりなサイズが一般的です。
コンクリートやアスファルトの舗装の場合、補修には比較的大きな重機などが必要になることが多いです。
一方で、インターロッキングは個々のブロックが小さいことから、破損ブロックを抜き取り、新しいブロックをはめ込むというシンプルな作業で対応ができ、大掛かりな機材が不要です。
メンテナンスのしやすさからも利便性が高いといえるでしょう。
インターロッキングの施工時には自由にブロックを選定できますが、このときに目的に合わせたブロックを使うことによって、機能性を高めることができます。
例えば屋根のない庭や駐車場に施工する場合、透水機能をもつブロックを選定すれば水捌けが良くなります。また、コンクリートブロックの間には砂の敷き詰められた目地があり、ここから地面に吸水されるのも相まって、雨が続くような時期も水たまりを減らすことができます。
また、熱を抑える機能を持つインターロッキングブロックもあり、これによって都市部を中心に近年問題となっているヒートアイランド現象の対策にもなるため、自宅や庭の暑さを和らげることにも貢献できるでしょう。
インターロッキングによって施工された地面は芝生や土の地面と比較すると、ブロックで固められた面積が大きく、雑草が生えにくいといえます。
ただし、目地(ブロックのすき間)が存在するため、そこに風で飛んできた種子が入り込むリスクもあり、雑草が生える可能性はゼロとはいえません。
さらに雑草を防ぎたい方は、これらの目地に敷き詰める砂の選定を工夫する(硬化する砂で目地を固める)ことによって、雑草対策を強化することができます。
インターロッキングには多くのメリットがある一方で、いくつかのデメリットも存在します。他の舗装方法とも比較しながら、インターロッキングのデメリットをご紹介します。
(画像/PIXTA)
インターロッキングは、コンクリートの舗装と比較して初期費用が高くなることがデメリットの一つです。
一般的に、標準的なコンクリート1平米あたりの施工費用は約1万円~であるのに対し、インターロッキングの施工は約1.3〜1.4万円と価格差があります。
※費用は施工面積、下地の状況、使用するブロックの種類などによって変動します。
デザイン性や機能性が高い分コストがかかる傾向にあるため、ご自身の施工したい箇所の面積や使用するブロック材の選定などを踏まえ、大きく予算を超えることがないか、リフォーム会社にも相談しながら検討するようにしましょう。
インターロッキングの施工は高度な技術を要することから、DIYでの施工はおすすめできません。
特に、ブロックを敷き並べる際に水平を揃える作業が最も困難とされています。
加えて、使用するブロック材のサイズや厚みなどにもよりますが、ブロックの重さは1個あたり約3〜15kg程度と非常に重く、落下すると事故につながる恐れもあります。専門の道具と豊富な経験が必要となるため、施工のプロに任せるのがおすすめです。
なお、インターロッキングの施工に対応してくれる近隣の会社を探すにあたっては、「ホームプロ」のようなリフォーム会社紹介サービスを活用するのもおすすめです。同サービスでは、1,200社以上の加盟店から、厳しい審査基準を通過した優良な会社を見つけることができます。
インターロッキングの施工に興味がある方は、まずはご自宅にどんな施工をしたらどれくらいの費用がかかるかなど、匿名で気軽に相談を始めてみると良いでしょう。
それでは、実際にインターロッキングを施工する際に使用するブロックの一例として、「エスビック株式会社」の製品をいくつか挙げてみます。
施工費用も含めた費用相場も併せてご紹介しますので、予算把握の参考にしてみてください。
費用 : 1m2あたり 1.3万円〜 (施工費用を含む)
一般的にインターロッキング施工の際に多く使われる標準的なブロックです。
形状はストレートで、9色のカラーバリエーションから選び、組み合わせることができます。
費用 : 1m2あたり 1.3万円〜 (施工費用を含む)
スタンダードと比較し、降った雨水を地中に逃がす透水機能を持ったブロックです。水捌けがよいため、水たまりができづらい、雨の日も滑りにくいなどのメリットがあります。
費用 : 1m2あたり 1.5万円〜 (施工費用を含む)
天然石のような色調を再現したデザイン性の高いブロックです。深く味わいのある色合いが特徴的で、敷き並べることで石畳のような印象を持たせることができます。
費用 : 1m2あたり 1.8万円〜 (施工費用を含む)
ブロックの表面に、厳選した天然石が含まれているのが大きな特徴です。その特徴から表面はざらざらした質感でデザイン性が高いうえ、透水性と遮熱性を持ちます。
室内照射試験において涼しさの評価値(路面温度上昇抑制値 11°C以上)をクリアする必要のある「クールブロックペイブ」にも認定されています。
さらに、インターロッキングのブロックを製造・施工する工程においては、アスファルトやコンクリートに比べてエネルギーを多く使わないため、昨今の物価高騰の影響を比較的受けにくいという側面もあります。
インターロッキング自体は少し高額ではあるものの、その価格が安定していることで予算を検討しやすいといえるのではないでしょうか。
インターロッキングと並行して他の舗装材による施工も検討している方が多いでしょう。それぞれの施工を比較したときに、どんな点が大きな違いになるでしょうか。ここでは住宅においてよく検討されるコンクリートとの比較ポイントをご紹介します。
インターロッキングは、コンクリートの舗装と比較し施工における初期費用は高いです。標準的なコンクリートは1®あたり約1万円~が相場ですが、インターロッキングは約1.3〜1.4万円、高級なブロック材を使用すると2万円を超えるものもあります。
※費用は施工面積、下地の状況、使用するブロックの種類などによって変動します。
ただし、インターロッキングは製造や施工の工程でエネルギーをほとんど使わないため、物価の高騰の影響を受けづらいという特徴があります。実際に昨今の物価高を鑑みると、インターロッキングを検討しやすい時期かもしれません。
インターロッキングはコンクリートブロックを使用しており、コンクリートの舗装と同様に非常に硬質で高い耐久性を持ちます。適切な施工・メンテナンスを行えば、いずれも10〜20年程度は大きな問題なく使用でき、ひび割れもしにくいとされています。
インターロッキングはブロックを組み合わせることによる施工です。このブロックは一つひとつのサイズが比較的小さく20cm程度が一般的です。よって、もし一部に破損があった場合もその部分のブロックを交換するだけで修繕ができ、コンクリートよりもメンテナンス性が高いといえます。
インターロッキングはデザインの種類が豊富であり、高い美観性を実現できます。ご自身の好みや自宅のデザインに合わせて自由にデザインできるため、コンクリートよりもデザインの自由度が高いといえるでしょう。
インターロッキングのなかには、透水性・遮熱性を持ったブロック材があります。コンクリートは基本的にこれらの機能を持たないため、「水捌けをよくしたい」「夏の暑さの影響を抑えたい」というニーズに応えられるのはインターロッキングの強みといえます。
(画像/PIXTA)
インターロッキングの施工はDIYでチャレンジすることは難しいとされており、おすすめされていません。
施工は、整地 → 下地処理 → 砂敷き → ブロック敷き → 砂埋め という工程で行われますが、これらを正確に行うには専門的な技術と道具が必要となります。
特にブロックを敷く際、水平を揃える作業は大変難しいといわれています。加えて、大きさや厚みにもよりますが、インターロッキングブロックは1個あたり3〜15kg程度の重さがあり、落下することによる事故の危険性もあります。
これらの理由から、インターロッキングの施工はプロである専門業者に依頼するのがおすすめされます。
インターロッキングはブロック材の種類や組み合わせ・使用する箇所によって様々な施工が可能です。ここでは実際に住宅でインターロッキングの舗装を行った事例をご紹介します。
(画像提供/エスビック株式会社)
芝生だったお庭を手入れが楽になるようにパエリアを敷きテラスにしました。すっきりとして明るい印象のお庭になりました。
(使用製品:パエリア636(サルディ)、ロシェ・ナチュラル(グレー))
(画像提供/エスビック株式会社)
雑草対策と、ガーデンスペース制作のリフォームです。元の門柱の内側には芝が敷いてありましたが、これらを全部剥がして、インターロッキングの施工を行っています。周囲の地面の高さが決まっていて勾配をつけることができない中での施工だったので、芝のように雨水をうまく浸み込ませられるよう、透水性のあるソルベを使用しています。
(使用製品:ソルベ(ライトブラウン))
(画像提供/エスビック株式会社)
築30年ほど経過した家のリノベーションにて、玄関までのアプローチに施工した事例です。
旗竿地での入口が駐車場ですが、もともとは暗い雰囲気だったのが悩みの種だったそうです。コンクリート部分を花壇、透水性のあるインターロッキングと石貼りを組み合わせたデザインで施工しています。明るく、とても広々とした印象に生まれ変わりました。雨の日も水たまりの心配もなく快適です。
(使用製品 : オールラウンドぺイブ・透水性336(TG-1)、ロイヤルパイン・ブリック(パインオレンジ))
(画像/PIXTA)
インターロッキングを施工する際はプロの会社に任せるほうが良いとわかりました。それでは、どの会社に依頼するのが良いでしょうか?
インターロッキングを依頼する正しい会社選定のポイントをご紹介します。
インターロッキングの施工会社選びにおいて最も重要なのは施工実績の多さです。
施工会社のホームページやチラシにこれらの施工事例があるか確認する、直接電話や対面で商談をする場合はこれらの事例を持っているか質問するなどの方法で、施工実績がどれくらいあるのか確認しましょう。
また、あまり広く知られていませんが、一般社団法人インターロッキングブロック舗装技術協会では施工管理技術者認定制度が設けられています。この協会に加入しているか、技術認定制度を受けているかなどを確認することでも、インターロッキングに関する知識と経験の深さを知ることができるでしょう。
参考:施工管理技術者認定制度のご案内/インターロッキングブロック舗装技術協会
保証内容やアフターサービスは施工会社によって大きく異なってきます。施工の契約をする前に、事前に確認することが肝要です。メーカーからの保証はないため、施工会社が製品および施工の両方を保証することになります。
会社によっては施工後の保証が短期間で終了するケースや保証・アフターサービス自体がほぼないに等しいケースもあるとされます。ご自身にあった内容の保証やアフターサービスが提供されているかを確認しましょう。
施工会社によって、若干の価格差が生まれる場合があります。特に、製品自体よりも施工にかかる費用は提案ごとに異なるうえ、舗装する面積やさまざまな条件によっても変動します。
複数社から相見積もりを取り、ご自身が希望される施工にどのぐらいの費用がかかるのか平均的な相場を把握したうえで、保証やアフターサービスの内容も鑑みて最終的な選定に進むのが良いでしょう。
複数会社を比較検討するにあたっては、リフォーム会社の紹介サービスを使うのもおすすめです。例えば「ホームプロ」では、予算や条件・要望を登録するだけで地元の信頼できるリフォーム会社を複数社紹介してもらえます。
さらに、匿名のまま気軽にやりとりでき、すでに舗装工事を依頼した経験のある方はもちろん、初めて依頼する方も安心して相談ができます。比較検討の材料として、ぜひ利用してみてください。
(画像/PIXTA)
インターロッキングは一般的なコンクリートによる舗装施工よりも比較的高額になる一方で、透水性・遮熱性といった機能性が高く、デザイン性が高いとされており、これらのメリットを長期間において享受できます。
少しでもインターロッキングに興味がある場合、まずはどこに施工したいかと併せて複数の施工会社に相談し、どのぐらいの予算が必要になるか相見積もりを取るところから始めてみましょう!
そんな会社選びの方法のひとつとして、「ホームプロ」は匿名&無料で利用できるリフォーム会社紹介サイトです。
予算や条件・要望を登録するだけで、地元の信頼できる施工会社を複数社紹介してもらえます。さらに、匿名のまま気軽にやりとりでき、舗装工事を依頼した経験のある方はもちろん、初めて依頼する方も安心して相談ができます。
安心した会社選びを実現したい方は、ぜひ利用してみてくださいね!
●取材協力
エスビック株式会社 栁澤さん、関谷さん、西田さん
取材・文/森田祐介 編集/プレスラボ
信頼できて予算に合って評判がいい…、そんなリフォーム会社を自分で探すのは大変です。
ホームプロでは加盟会社を中立の立場でご紹介しています。
2001年のサービス開始以来、多くのお客さまにご利用いただいています。
利用者数
※2024年4月~2025年3月
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