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銅板の屋根に養生していたシートが溶けて付着しています

最終更新日：2015-06-10

ホームプロに寄せられた「屋根」に関するリフォーム相談の中から、『銅板の屋根に養生していたシートが溶けて付着しています』の質問と回答をご紹介します。

銅板に関して教えてください。先日、家内の実家がリフォームをしました。その中で、玄関屋根を銅板にしました。

完成形をみたところ、部分的に酸化してまだらになっております。また暑さのせいか、養生していたシートが溶けて付着してしまったようです。

職人にも対策を考えてもらっておりますが、そのような場合どうしたら良いのでしょうか？削る、磨く、薬品で拭く等何かあれば教えてください。宜しくお願いいたします。

銅板は空気中の水分と二酸化炭素に触れて、年が経つと共に緑青色となります。
銅板の表面にシートが溶けて、皮膜を作りますと、緑青の生成に差ができ色むらが発生いたします。

養生シートの成分がどのようなものか分かりませんので、薬品でシートを溶かすとして、どのような溶剤が最適か検討できません。
シートの切れ端があれば、建材専門店でどのような溶剤が完全に溶けるか、又、銅板に影響を与えないかを実際に試し、時間を掛けて判断するしかないかと思います。

文面から判断いたしますと、溶け出したものを磨き落す事が一番信頼できる方法と思われます。
サンプルの銅板を使い、銅板を大きく傷つけないよう、目の細かいサンドペーパー等で丁寧にシート成分を磨き落すことを試みてもらい、ご検討ください。

ただ、磨いた部分は他の部分より光ります。同じ緑青になるのは、時間が経たないと難しいと思います。

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（2004.08.11）

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