1. サボっていると20年後はもっと大変!? 築年数でチェックすべきリフォームポイント

サボっていると20年後はもっと大変!? 築年数でチェックすべきリフォームポイント

サボっていると20年後はもっと大変!? 築年数でチェックすべきリフォームポイント

年月を経るにつれ、家は徐々に劣化していくもの。中古ならもちろん、新築でも築10年頃から手を入れおくことが大切です。リフォームのプロ、Yuuさんによると、一見、キレイだからと目をつぶっていては、数年後にはもっと大ごとになる可能性もあるのだとか。そこで、築年数ごとにどのような箇所をチェックすべきか、Yuuさんに聞いてみました。

Yuu(ゆう)【プロフィール】Yuu(ゆう)
住宅リフォームコンサルタント・住宅リフォームガイド、一級建築士。30年以上に渡り、延べ1500件以上の住宅リフォームやインテリア相談、プラン設計、工事に関わる。

一見、判断できない劣化状況。「まだキレイだから」は厳禁です!

「リフォームやメンテナンスは、築年数ごとに行うべきものがあります」と、Yuuさん。にもかかわらず、「まだキレイだから」と放置する人は決して少なくないそうです。  

「家の見た目と性能は別物なので、見た目だけで判断するのは禁物。寿命を過ぎると劣化は加速するため、内部まで劣化が及んで余計にお金がかかるケースが多いんですよ」  

そう言って、Yuuさんが教えてくれたのは、ある家のシロアリ駆除のケースでした。シロアリ駆除を行うのは、築10年目から。以降、5年おきに行うのが基本ですが、その家では築10年から怠っていたそうです。  

「そしてキッチンや外壁、屋根のリフォームを行おうとしたタイミングで、屋根裏にシロアリを発見! シロアリは下から来るものなので、すでにその家全体が住み処となっていたのです。結局、土台はもちろん、柱や屋根の構造部分にまで被害が及び、外壁も剥がれ落ちる一歩手前だったため、これらの補修をするために、総費用は700万円ほどかかることに。最終的には、キッチンのリフォームを諦めることになってしまったんです」   その家の駆除にかかる費用は、およそ15万円。それを数回、怠っただけでキッチンのリフォームを諦めなくてはならないとは、悔やんでも悔やみきれませんね……。

  「家は、いろいろな材料でできています。木材やモルタル、金属、ガラス、そして陶器や樹脂など、いずれも寿命は異なるので、それぞれに合わせて手を入れる必要があるんです。大雑把に言うと、給湯器交換や外壁のシーリングの打ち替え、板金の塗装などの比較的小規模なメンテナンスは10年おき、屋根工事や水まわりの交換など大規模なリフォームは20年おきに行いたいもの。信頼できる工務店などに点検を依頼し、相談しながら判断するとよいでしょう」

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10年おきにチェック&リフォームしたいポイントはココ!

それではここで、築年数に応じてどんなリフォームが必要になるのかを、Yuuさんに教えてもらいましょう。まずは10年おきに見ておきたい箇所から。  

「たとえば、紫外線による劣化や雨風による腐食が心配な外まわりですね。屋根やバルコニーの防水、スキマを埋めているシーリングの打ち替えなどが必要となってきます。また、先ほどお伝えしたシロアリ駆除も10年目から。その後、5年おきに行いましょう。いずれも、ここでサボると20年目に大きな差が出るので、ぜひ確認するようにしてください」  

また、給湯機やコンロ、換気扇なども、10年目は寿命が近付くころ。これらも同じタイミングで交換するとよいそうです。  

「日常的に使うものは、壊れてからの交換だと生活に支障が出てしまうので、早めの交換がオススメ。このほか、動きが硬くなるシャッターのオーバーホールや、緩んでくるサッシのクレセント錠の交換なども見ておけば、防犯面でも安心できますね」

幼稚園イメージ  

20年ごとのリフォームは、時代と人の変化に合わせることも必要に

続いて、20年ごとに行いたいポイントを聞いてみました。  

「屋根や外壁の点検や、雨戸やサッシのガラスなどもそろそろ新しいものに交換を考えてもいいですね。今どきは、防音や断熱性能が優れた雨戸やガラスがあり、交換するとエアコンが効きやすくなったり、結露が軽減されたり、家の中が格段に快適になります。 網戸やサッシがガタついていたら、戸車(レールに接する車輪)を交換したり調整することで、スムーズになりますよ。 また、お風呂などの水回りもチェックしたいところ。20年も経てば住んでいる人も20歳年をとり、生活が変わってくるので、これを機会に間取り変更などを行ってもよいでしょう。すでに40代~50代の家族がいるなら、先々までを見越してバリアフリー工事もしておきたいですね」  

この築20年というのは、ひとつのターニングポイント。バリアフリー工事以外にも、同時に行っておくとよいリフォームがあるそうです。  

「ひとつは、家の性能を向上させるためのリフォーム。戸建て、マンションに限らず、家はさまざまな基準によって建てられています。たとえば耐震基準を考えるなら、新法が施行された1981年より以前に建った家は、すぐにでも耐震工事を行いたいですね。木造住宅の場合は、2000年にも基準が追加されているので、改めて点検してみることをオススメします」  

また、省エネ基準も考えておきたいところです。これは、主に断熱性能を高める工事が必要となってくるのだとか。  

「1999年より前に建てられた家なら、この年に定められた“次世代省エネルギー基準”を目指すとよいでしょう。冬の寒さや結露なども軽減され、暮らしがグンと快適になります。日本の省エネ基準は何度か改正されていますが、2020年にはそれまで目安だったその基準が、義務化へと変わる予定です。つまり、これからの家には当たり前の性能になるということ。意外と簡単にできるリフォームなので、ぜひ行って欲しいです。ただし技術が必要な工事ですので、信頼できるリフォーム会社に依頼してくださいね」  

さらに検討したいのは、換気性能を向上させるリフォームだとか。  

「2003年に建築基準法が改正され、24時間換気が義務となりました。これは、シックハウス症候群や、気密性アップに伴うカビの繁殖などの対策には不可欠です。リフォームの際には一緒に取り付けしておきましょう」

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まとめてリフォーム、建材選び…。出費を抑えるポイント

先ほどYuuさんがお話ししてくれたように、定期的なリフォームと同じタイミングで他の工事を行うのは賢い方法。たびたび出費する必要がなく、工事のために割く時間も減らすことができます。  

「たとえば、外壁塗装はリフォームの中心とも言えるもの。塗装のために足場を組んだら、屋根や2階の雨戸などのリフォームも行って、とことん足場を使い倒しましょう。また、キッチンやお風呂のリフォームで窓を広げたり、新設したりするケースは多いですが、この場合も外壁塗装と同じタイミングで行えば美しく仕上がりますよ」  

また、維持費を抑えるために、材料や工法を選ぶことも大切とか。  

「寿命の長い材料を使えば、後々のメンテナンスが楽になることもあります。たとえば外壁ひとつとっても、対候性が高いシーリング材を使い、かつ紫外線が当たらないような工夫がされた構造にすることで、メンテナンス間隔が20年以上という長寿命な外壁材もあるんです。そういう材料を選べば、後がラクですよね。このように、10年もつ建材に100万円かけるか、20年もつ建材に150万円かけるかは、家計の状況によって変わるもの。イニシャルコスト+ランニングコスト=トータルコストとして考えた上で、わが家に一番よい方法と思えるものを選びましょう」 (12)_06  

いざという時、「お金がない!」と慌てないために

いくら費用を抑えたとはいえ、リフォームにはある程度まとまった金額が必要。その時になって慌てることがないよう、リフォーム用の積立は確実にしておきたいものです。  

「マンションの場合は修繕積立金がありますが、戸建ての場合は自主的にしておく必要があります。家を建てた瞬間は、ゴールではなくスタート。月々2万円でもいいので、貯めておくと本当に安心できますよ」   そう語るYuuさんによると、「家のメンテナンスは維持としてではなく、未来への投資と考えたい」そうです。  

「人の身体と一緒で、家の不具合も早期発見と早期治療が大切です。ちょこちょこお金はかかっても、まめにメンテナンスすればリターンは大きいもの。終の住処と考えて大切にし、長く快適に暮らせる家をつくってください」

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