お盆休みは、ご実家に帰省されていた方も多いのではないでしょうか。親族が集まるとよく話題になるのは、家族や住まいのこと。そういう私も、祖母が古い家に一人暮らしをしているので、住まいをリフォームするか、または同居するか、といった話になりました。

状況はご家庭によって様々だと思いますが、選択肢のひとつとして、二世帯住宅があります。「気になっているけど、費用がかかりそうで…」と思っている方は必見！

今回は、二世帯リフォームに関するノウハウについてご紹介します。

［1］二世帯住宅のタイプ別　特徴とメリット＆デメリット

一口に二世帯住宅といっても、玄関や水まわり、リビングなどを共有するタイプや、すべて別々に設けるタイプなど、大きく3つのタイプに分けられます。

そしてそれぞれ、工事費用を安く抑えて土地を有効活用できる、今までのライフスタイルを維持できる、など、異なった特長があります。

二世帯住宅は、何かあった時すぐ助け合えるというメリットがありますが、これまで別々に暮らしていた家族が一緒に住むことになるので、プライバシーや生活スペースの確保では、トラブルも起きがちです。どんなタイプが自分たちにぴったりか、よく話し合って決めてくださいね。

 『完全同居型』のメリット＆デメリット

 『部分共有型』のメリット＆デメリット

 『完全分離型』のメリット＆デメリット

［2］二世帯住宅　リフォーム費用と登記について

二世帯住宅へのリフォームは、大がかりな工事になる場合が多いため、気になるのは費用ですよね。

実際、ホームプロに掲載されている事例では、1000万円以上かかるケースがほとんどのようです。

ご家族の希望に沿ったリフォームを実現させるためにも、費用相場や事例などから、ポイントをおさえておきましょう。

 戸建の二世帯リフォーム費用の相場

また、二世帯住宅にする場合におさえておきたいポイントとして、「登記」があります。

これも、3つの方法があります。
●単独登記　：　親子どちらかの単独所有とする
●共有登記　：　一戸の住宅として、親子共有の所有とする
●区分登記　：　二戸の住宅として登記する

「単独登記」「共有登記」の場合は、一戸の住宅を登記する、という形になるので、固定資産税の軽減が適用されるか、などは二世帯住宅全部の広さで判断されます。

「区分登記」の場合は、二戸の住宅があると判断されるため、固定資産税の軽減措置なども、二戸に区分して判断されます。ただし、区分登記できるのは、完全分離型のみです。

※実際にどの程度、軽減措置が受けられるかなどは、お住まいの自治体にご確認ください。

 二世帯住宅の登記・名義はどうする？

ホームプロには、日々新しいリフォーム事例が追加されています。その総数は29,000件以上。

今回は、二世帯住宅にリフォームした事例をピックアップしてご紹介します。

家族が増えるので広くゆったり過ごせる住まいに変身

対象：トイレ、リビング、玄関、外壁ほか　／　金額：800万円

[リフォーム会社の声]　２世帯住宅にするため、外装、内装ともに大幅リフォーム。居間は増築をし家族全員がくつろげる広いリビングを実現しました。大家族の洗濯物を干すサンルームを新たに設置。屋根や外壁塗装、部屋の空間の仕切りなども住みやすいように変わりました。

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プライベートな時間を大切にする５層フロアーの住まい

対象：リビング、ダイニング、寝室ほか　／　金額：1200万円

[リフォーム会社の声]　5層フロアーの1.5階、2.5階を造る為に柱や梁は出てきましたがそこがポイントとなるように工夫しました。限られた面積の中にもうひとつの空間を生み出す事により、プライベートの部屋・収納の部屋、もしくは親世帯・子世帯の交流の場を設け、互いに助け合い、そして自分の時間も大切にできるよう2世帯住宅のデメリットをメリットに変える為の工夫をしました。

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