［1］地震に弱い家は「壁」「接合部」「床」に問題あり

壁は水平力（地震・風による力）に対して抵抗します。弱い壁（雑壁）では強度不足になります。柱と梁などの「接合部」が弱ければ、これもまた耐震性を失うことになります。

そして「床」。床面は上階の力を階下に伝え、建物に一体感をもたせます。蓋のない箱がゆがみやすいのと同じです。地震に弱い家は「壁」「接合部」「床」に問題があります。

ここではどんな家が弱いのか、耐震補強リフォームが必要なのか、具体的にご紹介します。

 耐震SOSを発しているのはこんな構造の家

［2］専門家による耐震診断について

建築診断士・耐震プランナー・耐震評価士などの肩書を持つ専門家による耐震診断には２種類あります。一般診断と精密診断です。

それぞれの特徴と、耐震診断から補強計画・補強工事への流れをご紹介します。

 耐震の「一般診断」と「精密診断」とは

［3］建物の構造別、耐震リフォームのポイント

鉄筋コンクリート（RC）や鉄骨の住宅が選ばれる大きな理由は、なんといっても耐震性の高さにあります。しかし一方で「木造＝地震には弱い」イメージが「鉄筋・鉄骨＝地震に強い」イメージをつくりだしている、という側面もあります。

事実、木造にも地震に強い家があり、鉄筋や鉄骨でも地震に弱い家があるので油断は禁物。住まいの建築工法を知り、その特徴から耐震リフォームを考えましょう。

 木造住宅の耐震補強リフォーム

 鉄筋・鉄骨住宅の耐震補強リフォーム

［4］部位別、耐震リフォームのポイント

屋根材を軽くする、壁や柱を補強する、など部位ごとにリフォームのポイントをご紹介します。

 軽くして地震の影響を軽減、「屋根」の耐震補強リフォーム

 地震の横揺れから家を守る、「壁」の耐震補強リフォーム

 地震による「ほぞ抜け」を防ぐ、「柱」の耐震補強リフォーム

ホームプロには、日々新しいリフォーム事例が追加されています。
その総数は19,000件以上。

今回は耐震リフォームの事例をご紹介します。さまざまな工法があるのでぜひ参考にしてください。

耐震パネルを採用、外壁を外部から補強

対象：外壁　／　金額：60万円

外壁を剥がして耐震パネルを柱と土台に取付ます。その後防水シートを取り付けた後に、外壁を取りつけました。基礎上９０ｃｍまで外壁の色が濃くなっている部分が補強箇所です。補強部分が建物のアクセントとなり、見た目にもキレイな耐震工事です。

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【第3回】
「自分スタイルを作れるリフォームの魅力をどんどん提案していきたい」（東京都世田谷区のホームプロ加盟会社）

「完成品を買うのでなく、自分らしいスタイルに作り上げていける点がリフォームの楽しさだと思います」と語る同社リフォームプランナーのＯさん。建築関係の専門学校を卒業したのち、新築マンションを手がける会社に入社し、インテリアコーディネーターとして活躍してきました。リフォームに興味を持ったのは…

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