現在の住まいを快適にするのが、リフォームの基本的な役割ですが、最近ではリーズナブルに自分好みの住まいを手に入れる方法として、中古物件を“リフォームを前提で購入”というスタイルも増えてきています。

このメリットとノウハウを『大改造!!劇的ビフォーアフター』でおなじみの建築家・川口とし子さんに伺いました。

東京を中心とした首都圏では、新築マンションと中古マンションの平均価格の差は1500万円以上にもなります。この価格差を、新築というブランドではなく、リフォームにかければ、リーズナブルに理想の住まいが手に入る、というワケです。

いま築20年程度のマンションは、建築当時の「部屋の数を多く」というトレンドもあって、ダイニングキッチンの隣に和室や洋室がつく間取りになっています。

この部分のみ間取り変更をして大きなリビングダイニングをつくり、開放感と広さを実現するだけでも暮らしやすさは大きく変わるもの。一部だけの間取り変更なので、スケルトンリフォームの半分〜三分の一程度の費用でも可能です。

一般的なマンションの収納スペースは床面積の5〜10％程度。そう簡単に荷物を整理するわけにもいかないので、もっと多くの収納スペースを確保したいものですね。

収納スペースをどうするかと考えた場合、まず候補に上がるのが一室丸ごと収納スペースにするケース。そのほかに壁面や床、天井を活かすという手もあります。

今年度の補正予算が成立したことを受けて、来年1月から「住宅エコポイント」の対象を拡充することが発表されましたね。

今回新しく決まったのは、エコポイントの対象になるリフォームを行う場合に“節水型トイレ”“高断熱浴槽”“太陽熱利用システム”を設置すると、それぞれ2万ポイント（1ポイント＝1円）がもらえるというもの。

2011年1月1日以降に着工したものが対象になりますので、来年リフォームを考えている、という方はぜひ詳しい情報をチェックしてください。

 最新の情報は住宅エコポイント公式サイトで

 「エコポイントの対象になるリフォーム」をおさらい

リフォームすればきれいになる！とはいえ、中古物件では、どれだけ変わるかが気になりますね。

今回は『中古マンションをリフォーム』した事例をご紹介します。

対象：洗面　／　金額：43万円

中古物件の洗面をリフォームするにあたり、「普通の洗面ではないものにしたい」というお客様のご要望から、照明・洗面ボウル・収納キャビネット・サイドバー等をそれぞれお好みのものを選んでいただいて組み合わせ、全くオリジナルの洗面空間に仕上げることができました。

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